
世界的な舞台で実力を認められたクォン・ソンジュンシェフが、イタリア留学時代に経験した涙ぐましい“厨房の末っ子生活”を打ち明けた。
21日にスタートしたtvNの新バラエティー番組『アンダーカバー・シェフ』では、サム・キム、チョン・ジソン、クォン・ソンジュンら韓国を代表するシェフたちが、自らの名声を隠し、海外の飲食店に「厨房の新人」として潜入就職する姿が描かれた。
この日の放送でイタリア・ナポリへ向かったクォン・ソンジュンシェフは、出発前に「そこで自分の人生が大きく変わった。だから、できれば今回もう一度行けたらいいなと思っていた」と胸の内を語った。
さらに、過去の自分を振り返る場面もあった。制作陣から「厨房の新人時代はどうだった?」と聞かれると、「ただ必死だったと思う。ナポリのイスキア島に有名なレストランがあって、そこが自分にとって初めての厨房経験だった」と、料理人生の原点を回想した。
特に視聴者を驚かせたのは、当時の彼がこなしていた想像を超える仕事量だった。

クォン・ソンジュンシェフは「普通は朝9時に出勤して、深夜1時に退勤していた。週6日働いていたので、1週間で96時間働いていたことになる。休憩時間もなかった」と振り返り、毎日16時間にわたって休みなく厨房に立ち続けた過酷な環境を淡々と打ち明けた。さらに「労働強度が本当に尋常じゃなかった」と舌を巻いた。
肉体的な辛さだけでなく、精神的な苦痛も相当なものだった。言葉の壁が彼の前に立ちはだかっていたからだ。
クォン・ソンジュンシェフは「言葉も通じない上に現地の方言も強かったので、その頃は本当にたくさん怒鳴られた。厨房ではコミュニケーションが何より重要だから、意思疎通ができないとみんなピリピリする」と、当時の緊迫した厨房の空気を振り返った。
続けて「1分1秒を争う現場なのに、自分だけ理解できない。だから本当に毎日のように怒鳴られていた。イタリアに存在する悪口が何十種類もあるなら、最低でも全部10回ずつは浴びたと思う」と明かし、当時の壮絶な日々をうかがわせた。
しかし、クォン・ソンジュンシェフは、そんな地獄のような経験を成長の糧に変えた。
彼は「自分にはあの時間があったからこそ、今の自分があると思う。週100時間近く働いていたのに、不思議と良い思い出しか残っていない。料理人としての姿勢や情熱、心構えを学んだ」と語り、並々ならぬプロ意識と初心を忘れない姿勢を見せた。
最後には、自分自身への評価についてもユーモアたっぷりに答えた。
当時の自分を「何点の厨房の新人だったと思うか」と聞かれると、「50点の新人だった。どれだけ仕事ができても、コミュニケーションが取れなければ50点は超えられない。半人前の中では満点だったけどね」と笑いを交えて話し、スタジオを和ませた。















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