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お酒好きに衝撃ニュース!ビール半缶でも膵臓がんリスクアップって本当?250万人調査で判明した「飲酒の新常識」

荒巻俊 アクセス  

引用:depositphotos
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世界的に予後が最も悪いがんの一つである膵臓がん。その発症要因のうち、個人がコントロールできないものとしては、遺伝的要因や加齢が代表的である。一方で、喫煙、肥満や代謝性疾患、慢性膵炎、2型糖尿病、赤身肉・加工肉・高温調理食品などの食習慣といった、生活習慣に由来するリスク要因も知られている。

そして最近、ここに新たに加わったのが、人類史上もっとも消費されてきた飲み物「お酒」である。

世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は、最新の研究で「アルコールが膵臓がんのリスクを高める証拠を発見した」とし、その結果を国際医学誌『PLOS Medicine』に発表した。

IARCはアルコールを「グループ1発がん物質」に分類しており、米国公衆衛生局長官も今年1月、アルコールが乳がん、大腸がん、食道がん、喉頭がん、肝臓がん、口腔がん、咽頭がんの7種類のがんのリスクを高めると警告している。今回の研究により、膵臓がんもこのリストに加わる可能性が一層高まった。

研究を主導したIARC栄養・代謝部門の責任者ピエトロ・フェラーリ博士は、「アルコールが発がん物質であることはすでに知られていたが、これまで膵臓がんとの関連を示す証拠は不十分だった。今回の研究は、膵臓がんがアルコール摂取に関連するもう一つのがんである可能性を示す重要な手がかりとなる」と説明した。また、「これまでこの関連性は過小評価されてきた」とも語った。

この研究は、アジア、ヨーロッパ、北米、オーストラリアなど多地域の約250万人(中央値57歳)を約16年間にわたって追跡調査した大規模コホート分析である。その間に確認された膵臓がんの症例は1万67件にのぼった。

結果によると、アルコールの摂取量が1日あたり10g(純アルコール量)増えるごとに、膵臓がんのリスクが3%ずつ上昇することが分かった。この数値は「まったく飲まない人」ではなく、「1日0.1〜5g未満を摂取する軽度の飲酒者」と比較したものである。

ちなみに、アルコール度数4.5%のビール1缶(500mL)には約18g、度数17%の焼酎1本(360mL)には約49gのアルコールが含まれている。純アルコール10gとは、ビール半分(250mL)、あるいは焼酎約1/4本(約1.75杯)に相当する量だ。

1日あたりのアルコール摂取量が15〜30gの女性では膵臓がんのリスクが12%上昇し、男性では30〜60gで15%、60gを超えると最大で36%もリスクが上昇した。

フェラーリ博士は、「多くの飲酒者は同時に喫煙もしているため、喫煙が分析に混乱をもたらす可能性が懸念された」としながらも、「非喫煙者のみを対象にした分析でも、アルコールと膵臓がんとの関連性は一貫しており、アルコールそのものが独立した危険因子であることが確認できた」と述べている。

また、酒の種類によってもリスクに差が見られた。ビールや蒸留酒は膵臓がんのリスクを高める傾向が確認された一方で、ワインについては統計的に有意な関連性は見つからなかったという。

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