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エアバッグが展開した瞬間、金属の破片が飛んでくる?日産5車種で発覚した深刻な欠陥の実態

山田雅彦 アクセス  

引用:Reddit
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事故が起きた瞬間、命を守るはずのエアバッグから金属の破片が飛散する——そんな事態がベトナムで問題になっている。ベトナムの車両登録当局は最近、日産車302台についてエアバッグの欠陥を理由に7回連続のリコールを正式に公表した。対象は2001年から2014年にかけて生産され、ベトナム市場に輸入された車両だ。

エアバッグ欠陥の構造と事故リスク

リコールの原因は、助手席前方のエアバッグ・インフレーター(膨張装置)にある。当該部品に使用された一部の推進剤の密度が規定値に満たない場合、衝突時にインフレーター内の圧力が異常上昇し、容器が破裂するおそれがある。破裂した際には金属片がエアバッグを突き破って車内に飛散し、ドライバーや同乗者に直接危害を加える可能性があるとしている。出火のおそれも指摘されている。

引用:日産自動車
引用:日産自動車

対象車種は、パトロール、エクストレイル、ブルーバードシルフィ、フロンティア、マキシマの5車種で、すべて日本から完全輸入されたモデルだ。

リコールのスケジュールと修理案内

リコールの実施期間は2026年6月15日から2029年6月15日までの3年間。この期間中、対象車のオーナーは全国の日産正規ディーラーおよびサービスセンターに持ち込むことで、インフレーターの点検・交換を無償で受けられる。車種によって修理にかかる時間は48分から1時間12分程度とされている。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

実務対応は、ベトナム自動車産業開発有限会社(クアンニン省ヴィエトフン工業団地所在)が担う。日産ベトナムは、対象車のオーナーに対し、車台番号(VIN)を確認のうえ、最寄りの正規サービスセンターに予約するよう呼びかけている。

タカタ製エアバッグ問題との関係

今回のリコールは、自動車史上最大規模の問題となった「タカタ製エアバッグ問題」の延長線上にある。この問題を受けた世界全体のリコール対象車両は1億台を超えた。ベトナムも例外ではなく、ベトナム自動車工業会(VAMA)の報告によれば、国内のタカタ製エアバッグ欠陥該当車両は約13万7,000台で、このうち8万6,000台(約60%)がすでに修理を完了しているという。一方、約5万1,000台がいまだ未修理のまま残っており、トヨタ、三菱、フォード、ホンダ、メルセデス・ベンツなど多くのブランドが含まれている。

引用:日産自動車
引用:日産自動車

ベトナム国家競争委員会(産業貿易省傘下)も、タカタ製エアバッグのリコール促進に向けた公式通知を発出するなど、当局レベルでも対応を急いでいる。

日産による今回の7回連続リコールは、単なる行政手続きではない。車内で金属片が飛散しうる重大な欠陥であることから、対象車のオーナーはただちに車台番号(VIN)を確認し、リコール対象かどうかを確かめることが先決だ。タカタ製エアバッグの欠陥を抱えたまま走り続けている車が、ベトナム国内にいまも5万台以上存在することを踏まえれば、所有する車のブランドを問わず、リコール情報を定期的に確認しておくことが重要だ。

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