メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「1個430万円、200万個発注」――エヌビディアH200を巡る、米中AI戦争が”異次元”に突入した理由

望月博樹 アクセス  

引用:YouTube
引用:YouTube

トランプ政権が、エヌビディアの人工知能(AI)向けアクセラレーター「H200」の対中輸出を条件付きで認めた一方、中国政府は自国企業による購入を制限する方針を示し、米中のAI技術覇権競争は新たな局面を迎えている。

14日(現地時間)、「ロイター通信」や「ブルームバーグ」など複数の海外メディアによると、米商務省は同日発表した規制改定を通じ、エヌビディアやAMDといった半導体メーカーが中国向けに先端AIプロセッサーを販売することを可能にした。

ただし条件は厳しい。中国向けの出荷量は米国内向け生産量の50%を超えてはならず、米国内で供給不足が生じていないことをメーカー側が証明する必要がある。さらに、中国向け出荷前には第三者機関による技術検証を受けることが義務付けられ、軍事転用を防ぐための厳格な「顧客確認(KYC)」手続きも求められる。

米国が輸出規制を一部緩和した背景には、中国の「技術自立」を抑制する狙いがある。ホワイトハウスのAI政策責任者であるデービッド・サックス氏は、華為技術(ファーウェイ)など中国系企業が研究開発(R&D)を通じて米国技術に追いつくのを防ぎ、米国製半導体への依存を維持させる戦略だと説明している。トランプ大統領も、販売額の25%を手数料として受け取る条件で今回の措置を承認した。

これに対し、中国政府は即座に対抗措置を講じた。海外メディアによると、中国当局は今週、国内のIT企業に対し、大学研究などの「特別な用途」を除き、H200の購入を控えるよう指針を示したという。アリババ集団やテンセントなど大手テック企業による大量購入を抑制し、国産半導体の使用を促す狙いとみられる。

現在、中国企業はすでにH200を200万個以上発注しており、1個当たり2万7,000ドル(約430万円)、総額は数百億ドル(数兆円規模)に達する。これはエヌビディアの現行在庫(約70万個)を大きく上回る水準だ。

業界では、今回の米中双方の措置がどこまで実効性を持つのか疑問視する声もある。エヌビディアはすでに、H200を上回る性能を持つ次世代「ブラックウェル」シリーズを主力製品としており、H200は旧世代に位置付けられる。それでも、中国市場での需要は依然として旺盛だ。

ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は、米ラスベガスで開催された「CES 2026」で、「急増する需要に対応するため、H200の生産を拡大している」と述べており、米中規制の食い違いが半導体供給網に与える影響は今後も避けられないとの見方が強い。

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • NATO事務総長がキーウ訪問、ウクライナはロシア攻撃
  • 【速報】米国務省「イスラエルとレバノン、停戦で合意」
  • 米軍が次世代貫通爆弾開発加速、地下核施設への打撃力強化
  • 米国務長官「核保有のイランは北朝鮮以上の脅威になり得る」…近く合意成立の可能性にも言及
  • カナダがUSMCA延長提案、米国との関税対立が焦点
  • イランのドローン攻撃でクウェート空港に被害

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • カナダがUSMCA延長提案、米国との関税対立が焦点
  • イランのドローン攻撃でクウェート空港に被害
  • トランプ大統領「イランのクウェート攻撃は米軍攻撃への反応だった」
  • ロシアが報復空襲拡大、ウクライナ全土で死傷者続出

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • カナダがUSMCA延長提案、米国との関税対立が焦点
  • イランのドローン攻撃でクウェート空港に被害
  • トランプ大統領「イランのクウェート攻撃は米軍攻撃への反応だった」
  • ロシアが報復空襲拡大、ウクライナ全土で死傷者続出

おすすめニュース

  • 1
    「こんなタコは見たことがない」ガラパゴス深海1800mで発見…ゴルフボールサイズの“青い新種ミニタコ”

    トレンド 

  • 2
    「先に行くよ」の一言で彼女を山に置き去り…命の危険まで招く“登山破局男”の心理とは

    トレンド 

  • 3
    「頭頂部を高くすれば小顔で若く見える?」…頭皮を切開し穴まで開ける“頭の美容整形”に危険性の指摘も

    ヒント 

  • 4
    GMのAI革命「夜通し計算が1分に」…自動車開発の第3段階で業界の常識を覆す

    モビリティー 

  • 5
    宿泊客の「ドライヤー放置」に衝撃、ホテル火災寸前でSNS話題に

    トレンド 

話題

  • 1
    「月1万個の廃棄品を削減」日本自動車業界が不良品基準を大幅緩和、その背景とは

    モビリティー 

  • 2
    なぜ公衆トイレの便座はU字型なのか?

    トレンド 

  • 3
    「中国も真似しないデザイン」フェラーリ初EV論争にランボルギーニCEOが参戦

    モビリティー 

  • 4
    「ここは食堂ではない」空港の授乳室でカップ麺を食べる中国人観光客…SNS拡散で迷惑利用に波紋

    トレンド 

  • 5
    子どもへの初めての車選び、IIHSとコンシューマーレポートが推奨する安全モデルとは

    モビリティー 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]