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クウェートの誤射によりアメリカ軍の戦闘機が撃墜された中、戦闘機から緊急脱出した操縦士が現地住民の助けを受ける姿がオンラインで拡散している。

2日(現地時間)ロイター通信などによると、中東地域を管轄するアメリカ軍の戦闘司令部であるアメリカ中央軍(CENTCOM)はこの日、クウェート上空でアメリカ軍のF-15Eストライクイーグル戦闘機3機がクウェートの防空網による誤射で撃墜され、事故機の搭乗者6名全員が脱出に成功したと発表した。

ソーシャルメディアには公開された映像でF-15E戦闘機が尾部に火が付いて螺旋状に落下する様子が捉えられている。また、事故機から脱出した操縦士たちがクウェートの住民と遭遇する場面も広まった。

ある映像では、男性操縦士をイラン人と誤解したクウェートの住民がパイプを振り回しながら近づく様子が映っている。男性操縦士が「下がってくれ、止まれ、俺はアメリカ人だ!」と叫ぶと、住民は一歩後退しパイプを下ろして彼を助けた。

別の映像では、女性操縦士がパラシュートで地面に降り立つと、ある住民が「大丈夫か。助けが必要か?」と尋ね、女性操縦士は「大丈夫だ。安全だ」と感謝の意を示した。さらに別の映像では、3人目の操縦士がクウェートの住民の助けを受けて車に乗り、アメリカ軍基地に移送される様子も公開された。

1990年、イラクがクウェートを侵攻した際、アメリカ主導の多国籍軍がクウェートを解放して以来、クウェートはアメリカの強力な同盟国となった。

ただし、映像でクウェートの住民がアメリカの操縦士を助けた理由が単なる友好的な関係だけではない可能性があるとニューヨーク・ポストは伝えている。当時、アメリカ軍の操縦士が「ブラッドチット」を所持していた可能性があるという説明だ。実際の使用の有無は機密事項のため確認されていない。

ブラッドチットは遭難した軍人を助けてほしいという文言が多国語で書かれた、いわゆる生命請求書だ。1842年にイギリス軍がアフガニスタンで初めて使用し、アメリカは1941年に中国作戦に参加する自国軍人にこの証書を導入した。

アメリカ軍のブラッドチットには「私はアメリカ人で、あなたの言語を話せない。しかし、あなたを傷つけない。食べ物と宿泊、飲み水、そして必要な医療支援を提供してほしい。近くの味方部隊に移送してほしい。この証書をアメリカに提供すれば報酬を受け取ることができる」といった文言が書かれている。

アメリカは第二次世界大戦中にもブラッドチットを使用した。

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