イラン、米軍の地上作戦なら紅海封鎖も示唆 ホルムズに続く海上圧力
親イランのフーシ派を通じた影響力行使の可能性

イランは、世界の原油輸送量の約20%が通過するホルムズ海峡に続き、紅海の入口まで封鎖できると威嚇した。
イラン軍筋は25日、現地の準国営タスニム通信に対し、敵がイランの島や領土で地上作戦を試みたり、海上作戦によって被害を与えたりした場合、不意に別の戦線を開くと述べ、さらにはイエメンとジブチの間にあるバブ・エル・マンデブ海峡に触れ、緊張が高まれば、イランにはその地域で脅威を生み出す能力と意思の双方があると主張した。
そのうえで、米国が愚かな措置によってホルムズ海峡問題の解決を図ろうとするなら、すでに抱える苦境に別の海峡問題まで重ならないよう注意すべきだと警告している。
海上原油輸送量の1割超が通過するバブ・エル・マンデブ海峡は、スエズ運河につながる航路の要衝であり、紅海南端の玄関口に当たる。欧州へ向かう海上ルートでも重要な地点とされる。
この海峡は、イラン国境から数千キロ離れたイエメンとジブチの間に位置するが、イランはイエメンの親イラン勢力であるフーシ派を通じ、間接的に影響力を及ぼすことが可能とみられている。フーシ派はすでに紅海で船舶攻撃を行った前例がある。
実際にイランが2つの海峡を同時に封鎖すれば、国際エネルギー市場への打撃がさらに強まり、物流コストも急騰するとの懸念が出ている。
ホルムズ海峡の封鎖懸念が強まるなか、国際指標のブレント原油価格は9日の取引時間中に1バレル=119ドル(約1万9,000円)台まで上昇した。これは、ロシアによるウクライナ侵攻直後の2022年6月以来、最も高い水準となる
















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