
米国のJD・ヴァンス副大統領がパキスタンのイスラマバードでイランとの交渉決裂を宣言した時、米国のドナルド・トランプ大統領はマイアミで開催された総合格闘技イベント「UFC 327」の試合を観戦していたことが明らかになった。
11日(現地時間)のニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、トランプ大統領はフロリダ州マイアミで米国のマルコ・ルビオ国務長官や家族などと共にUFCの試合を観戦したという。米連邦捜査局(FBI)のダン・ボンジーノ前副長官、ポッドキャスターのジョー・ローガン氏などの側近も同席した。
試合中トランプ大統領は、終始無表情で残酷な試合の場面を見つめていた。ルビオ長官が携帯電話の画面を見せながらリアルタイムの状況を報告する姿が捉えられたが、大統領は特に感情の変化もなくカメラに向かって微笑んだり、勝者に親指を立てたりしていた。
トランプ大統領が会場に入場した際、交渉決裂の事実を知っていたかどうかは明らかでない。ただし、同氏はこれに先立ち、協議が進行中だった当時、記者団に対し「合意するかしないか、私には何の違いもない」と述べ、すでに米国が軍事的にイランを打ち負かしたと主張していた。
NYTは「トランプ大統領は自らの政治的基盤であるフロリダで観衆の歓声を浴びながら会場に入場する『主役』のような雰囲気に包まれていた」と伝えた。長女のイヴァンカ・トランプ氏と長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏など家族も支持者たちと交流し、祭りのような雰囲気を楽しんでいた。
一方、イヴァンカ氏の夫ジャレッド・クシュナー氏はイスラマバード現地でヴァンス副大統領と共に交渉テーブルを守っていたが、成果なく帰国することになった。
中東戦争の長期化によるインフレやガソリン価格の上昇など経済的圧迫が増す中、トランプ大統領はイランに対して「文明全体を消し去る」との強硬発言を続けている。これに対し米民主党はこのような行動に懸念を表明し、弾劾の可能性や大統領の精神的適合性の問題まで取り上げている。
この日ヴァンス副大統領は記者会見で「我々の最終かつ最善の提案を残して去る。イランがこれを受け入れるか見守る」と述べた。彼はホルムズ海峡問題や今後の対立の行方に関する追加の質問には答えず、その場を後にした。















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