
米国とイラン間の終戦交渉が進展を見せる中、米国を戦争に引き込み、終戦を妨害してきたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を交渉から排除した米国のドナルド・トランプ大統領の動向に注目が集まっている。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)の23日(現地時間)の報道によると、イスラエル政府の安全保障関係者2人は、ネタニヤフ首相が米国とイラン間の終戦交渉から完全に排除されたと述べ、イスラエルは米トランプ政権から完全に疎外されたと語ったという。米国からの情報提供が途絶え、イランとの交渉状況を把握するために政界や外交界の人脈をはじめ、イラン内部の情報収集網まで総動員していると、これらの関係者は伝えた。
ネタニヤフ首相はイランとの戦争初期に作戦を主導し、「ほぼ毎日トランプ大統領と通話している」と自身をトランプ大統領の同僚であり助言者として宣伝してきた。しかし、数週間で終わると見込まれていた戦争が予想以上に長引き、イランのホルムズ海峡封鎖により経済が圧迫されると、ネタニヤフ首相に対するトランプ大統領の態度が変化したという。
トランプ大統領の側近たちは、大統領がネタニヤフ首相について、イランとの対立を解決するためには抑制すべき人物だとみなすようになったと伝えた。実際、その後もイスラエルによるクルド人のイラン戦への投入提案や、イランの天然ガス田「サウスパース」への攻撃、さらには米国・イラン停戦後のレバノン空爆などを巡り、トランプ大統領の公然たる反対が相次いだ。
米国とイラン間の60日間の休戦をめぐる了解覚書(MOU)締結が具体化する中、ネタニヤフ首相はイラン政権の転覆、核プログラムの破壊、ミサイルプログラムの除去という戦争目標を達成できず、今年10月の総選挙を迎える可能性が高まった。親イスラエル陣営である米共和党のリンゼー・グラム上院議員は、現在議論中の交渉案について「イスラエルにとっては悪夢になる」と懸念を示した。
NYTは「イスラエルは対等なパートナーから米軍の下請け業者の立場に転落した」とし、「操縦席からエコノミー席に押し出された状況は、イスラエルと特に今年厳しい再選の挑戦に直面しているネタニヤフ首相に重大な結果をもたらす可能性がある」と展望している。














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