トランプ大統領「欧州駐留米軍を全面撤収する可能性も」…グリーンランドに言及し警告

ドナルド・トランプ米大統領は7日(現地時間)、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を前に、欧州に駐留する米軍を全面撤収させる可能性があると圧力をかけた。
トランプ大統領はこの日、トルコ・アンカラで行われたトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領との会談で、デンマーク自治領グリーンランド問題に関する記者団の質問に対し、「それがNATOとの関係を悪化させた原因だった」と述べ、「なぜなら、デンマークはグリーンランドを支援するために資金を使っていないからだ」と語った。
さらに、「しかし、グリーンランドは米国にとって重要な問題だ」としたうえで、「あの地域は中国やロシアの船舶に囲まれている」と述べた。
トランプ大統領は「グリーンランドはデンマークではなく、米国が管理すべきだ」と主張し、「同盟国がこれを受け入れないのであれば、米国がロシアへの対応のために欧州防衛へ資金を投じる必要もない」と述べた。そのうえで、「欧州駐留米軍をすべて撤収させる可能性もある」とし、「欧州は20年前とは大きく異なる場所になった」と語った。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、欧州全域には約8万人の米軍が駐留しているという。NATO加盟国は欧州防衛における米軍を中核的な存在であり、攻撃に対する抑止力であるとともに、万一攻撃を受けた場合に米国が支援に乗り出すという約束の象徴とみなしている。
しかし、米国のピート・ヘグセス防長官は先月、欧州における米軍の配備態勢を6か月間かけて再検討すると発表した。FTは、これが欧州大陸におけるさらなる兵力削減につながる可能性があると伝えている。また、米国防総省は5月、ドイツから5,000人の兵力を撤収させるとともに、トマホーク巡航ミサイルなどの配備を取りやめる方針を明らかにしていた。














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