「戦争は終わっていなかった」ウクライナ民間人犠牲が急増…6月に過去最多記録

4年以上にわたって長期化しているロシアとウクライナの戦争は静まるどころか、むしろ人的被害がさらに増加していることが明らかになった。米CNNなどの海外メディアは15日(現地時間)、2022年2月の開戦以来、6月にウクライナの民間人の死者が最も多く発生したと報じた。
国連ウクライナ人権監視団(HRMMU)は14日、報告書を通じて6月の1か月間に少なくとも293人の民間人が死亡し、1,990人が負傷したと明らかにした。これは過去最高の月間記録で、前年同月比37%増となり、2024年の同じ時期に比べると死者数は2倍を超えた。また、今年上半期の民間人の死者は計1,396人、負傷者は7,978人に上り、2025年同期比で37%増、2024年同期比で114%増になった。
HRMMUのダニエル・ベル代表は「この数値は、民間人の死傷者が急増している深刻な傾向を示している」とし、「特に人口密集都市部で甚大な被害をもたらす強力な兵器の使用が増えていることが背景にある」と懸念を示した。実際、今年に入ってから、ウクライナの首都キーウをはじめ、ドニプロやオデーサなど主要都市へのロシアによる長距離弾道ミサイル攻撃が増加している。
ただし、最前線に近い地域で発生した民間人死傷者の大部分は短距離ドローン(無人機)攻撃によるものだと把握されている。ベル代表は「これらのドローンが最前線近くに住む民間人の環境を完全に変えてしまった」とし、「多くの市民は、日常生活を送るだけでも短距離ドローンに追われているように感じている」と深い懸念を示した。
国際連合人権高等弁務官事務所(OHCHR)によると、開戦以来最近まで民間人の死者は少なくとも1万6,431人(子ども803人を含む)、負傷者は4万8,613人(子ども2,960人を含む)が確認されたという。

一方、両軍の死傷者数も想像を超える水準だ。戦略国際問題研究所(CSIS)は1日、開戦以来6月まで両国の死傷者数が200万人を超えたという研究報告書を発表した。まず、戦争を引き起こしたロシア軍の被害がはるかに大きいと集計された。CSISによると、2022年2月の開戦以来、6月までのロシア軍の死傷者数は計140万人で、このうち死者は40万~45万人に推定されたという。この数値は第二次世界大戦以降、すべての戦争で死亡した米軍の数を合わせたものより4倍以上多い。
これに対し、ウクライナ軍は同じ期間に計52万5,000人~62万5,000人の死傷者とこのうち12万5,000人~15万人の死者が発生したことが明らかになった。CSISは「ロシアの死者数は衝撃的なほどであり、第二次世界大戦以降、すべての戦争で発生した旧ソ連とロシアの死者数を合わせたものより9倍以上多い」と述べた。















コメント0