「22兆円を持ったまま死なない」バフェット氏、2034年までに“全株を社会還元へ”

億万長者投資家で、バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット会長が60億ドル(約9,740億8,500万円)規模の株式を慈善財団に寄付した。
バフェット会長は、残りのバークシャー・ハサウェイ株式も2034年までにすべて寄付する計画を公表し、資産を社会に還元する意向を示した。
バークシャー・ハサウェイは14日(現地時間)にプレスリリースを発表し、バフェット会長がバークシャー・ハサウェイ株式(B株)1,200万株を寄付したと明らかにした。
株式は死別した最初の妻、スーザン・トンプソン・バフェットさんの名を冠した財団と、3人の子供がそれぞれ運営する財団など4つの財団に分けて寄付された。
スーザン・トンプソン・バフェット財団は45億ドル(約7,306億430万円)規模の900万株の株式を受け取り、残りの3つの財団はそれぞれ5億ドル(約811億7,800万円)規模の株式100万株ずつを受け取ることになった。
バフェット会長はこの日、声明で「今後8年以内に私が保有するバークシャー・ハサウェイ株式をすべて処分することが目標だ」と述べ、「残りの株式はどのような形でも2034年12月31日までに、これら4つの財団に寄付される」と明らかにした。
CNBCによると、8月に96歳になるバフェット会長が保有するバークシャー・ハサウェイの保有株式の価値は、現在1,400億ドル(約22兆7,300億円)を超えている。
特に今回の寄付では、数十年にわたりバフェット会長の巨額寄付を受けてきた長年の友人であるマイクロソフト創業者、ビル・ゲイツ氏のビル&メリンダ・ゲイツ財団が初めて寄付の対象から除外され、注目を集めた。
バフェット会長がビル&メリンダ・ゲイツ財団を寄付の対象から外したのは2006年にバークシャー・ハサウェイ株式寄付を始めて以来初めてだ。
同会長は当時「私が生きている間、毎年バークシャー・ハサウェイ株式をビル&メリンダ・ゲイツ財団に寄付する」と約束し、財団の最大の支援者としての役割を果たしてきた。
過去20年間、バフェット会長がビル&メリンダ・ゲイツ財団に寄付した金額は470億ドル(約7兆6,300億円)に達する。
CNBCによると、同会長が2006年に示した寄付方法をそのまま維持していれば、ビル&メリンダ・ゲイツ財団は7月も45億ドル(約7,303億4,300万円)規模のバークシャー・ハサウェイ株式を受け取っていたと推定される。
またバフェット会長は、この日、ビル&メリンダ・ゲイツ財団除外の理由を直接説明しなかった。
ただし、同財団が初めて寄付の対象から除外されることで、バフェット会長とビル・ゲイツ氏の関係にも変化が生じたのではないかとの見方が出ている。
今回の決定は、最近再燃したビル・ゲイツ氏と性犯罪者ジェフリー・エプスタインとの関係をめぐる論争とも重なり、さらなる注目を集めている。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は7月初め、バフェット会長がビル&メリンダ・ゲイツ財団とエプスタインとの関係を調査中の外部法律事務所の検討結果を待つため、予定されていた寄付を保留していると報じた。
バフェット会長も昨年3月CNBCのインタビューで「その件がすべて公開された後、ゲイツとは話していない。私は、何らかの事実を知っている人物として法廷で証言する立場にはなりたくない」と語った。















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