「32兆円が消えた」テスラ急落でウォール街激震…AI不安と原油高が米株を直撃

ブレント原油の価格がバレル当たり100ドル(約1万6,400円)を再び突破し、人工知能(AI)に対する過剰投資への懸念などから投資家らがテクノロジー株を大量売却したため、23日のニューヨーク株式市場は全面安で取引を終えた。
優良株で構成されるダウ平均株価は507.59ポイント(0.97%)下落し、5万1,710.99で取引を終えた。大型株指数のS&P500は90.78ポイント(1.21%)下落し、7,408.18で終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、原油価格の上昇と紅海での危機に加え、テスラの業績不振などの要因が重なり大幅に下落した。同日の指数は553.21ポイント(2.15%)下落し、2万5,137.69で取引を終えた。この日、テスラの株価は約15%下落し、時価総額2,000億ドル(約32兆7,700億円)が消失した。
これはテスラが業績目標を達成できず、2年ぶりに初めてマイナスのキャッシュ・フローを記録したためだとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。WSJによると、テスラのイーロン・マスクCEOは決算説明会で、ロボタクシーの配車サービスやヒューマノイドロボットのオプティマス、数年にわたり開発を進めてきた電動トラックの投入計画を巡る従来の見通しを撤回したという。
スペースXの株価は上場当初135ドル(約2万2,100円)でスタートし、上場直後の数日間225ドル(約3万6,900円)を超えたが、23日には1株118ドル(約1万9,300円)となり、最高値から約50%下落した。スペースXは、大型ロケット「スターシップ」の打ち上げを延期したほか、8月初旬にはロックアップ期限の解除に伴い大量の株式が市場に流入すると予想されることから、株価の下落が加速した。ロックアップ期限の終了により内部者が保有株の一部を売却できるようになったため、株価に追加的な下落圧力がかかるとの見方だ。
WSJは、スペースXの成否は開発中のスターシップの成功に大きく左右されると指摘した。その上で、23日の夕方(現地時間)には、テキサス州ブラウンズビル郊外の発射施設でスターシップの追加打ち上げが予定されていると伝えた。
一方、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海でサウジアラビアのタンカー2隻を攻撃したと主張した後、9月渡しのブレント原油価格は7.04%急騰し、バレル当たり100.69ドル(約1万6,500円)で5月22日以来の最高値を記録した。















コメント0