
中国出身の帰化日本人で、日本維新の会に所属する石平(せきへい)参議院議員は6日、台北の松山空港に到着し、台湾について「独立した国家だ」との認識を改めて強調した。
石平議員は「中国への入国は拒否されたが、台湾の地に降り立つことができたという事実そのものが、台湾が独立した主権を有していることを証明している」と述べ、「中国と中華民国(台湾)は、完全に異なる二つの国であることを示している」と語った。今回の訪台は、「産経新聞」台北支局長を務めた矢板明夫・インド太平洋戦略シンクタンク(IPST)執行委員長の招きによるものだという。
台湾紙「自由時報」は7日、石平議員が感慨深げな様子でこうした発言を行ったと伝えた。その上で、今回の訪台の目的について、台湾は独立した国家であり、中国共産党政権とは何の関係もないというメッセージを国際社会に発信することにあると報じた。
石平議員は四川省出身で、1988年に日本へ留学し、2007年に日本国籍を取得している。「自由時報」は石平氏について「中国共産党体制やアジアに対する脅威を鋭く分析することで知られている」と評した。さらに「昨年7月の参院選で日本維新の会から当選し、日本で初めての中国出身の国会議員となっただけでなく、中国から制裁を受けた初の現職日本の国会議員でもある」と紹介した。また、同議員が反共・親台湾の立場を一貫して堅持し、日台の安全保障協力の強化を訴えるとともに、中国の人権問題を厳しく批判してきたことから、中国側にとって厄介な存在となっていると伝えた。
石平議員は昨夜のインタビューで、日台の交流は経済や文化分野にとどまらず、防衛面での交流も含めるべきだとの認識を示した。さらに、日本と台湾は安全保障面で「運命共同体」にあるとした上で、日中共同声明の制約から脱し、日本政府が台湾と公式かつ体系的な協力や交流に踏み出すよう働きかけていく考えを明らかにした。
一方、6日の中国外交部の定例記者会見で、毛寧報道官は石平議員の台湾訪問に関する質問に対し、「取るに足りない事柄であり、言及する価値もない」と一蹴し、詳細なコメントを避けたまま次の質問に移った。













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