
米航空宇宙局(NASA)は、約半世紀ぶりとなる有人月探査プロジェクト「アルテミス計画」を本格化させている。
28日(現地時間)、米宇宙専門メディアのスペースドットコムによると、NASAはアルテミス2号の宇宙発射システム(SLS)ロケットについて、最終試験を遅くとも2月2日までに完了させることを目標としている。試験が成功すれば、早ければ3月6日にも有人月周回ミッションが実施される見通しだ。
NASAは31日までに主要燃料の注入およびカウントダウンのシミュレーションを完了させる予定で、26日から複数の技術者が発射台での作業を進めている。模擬打ち上げ前の最終リハーサルも準備段階に入った。

アルテミス2号のSLSロケットとオリオン宇宙船は、17日にフロリダ州のケネディ宇宙センターにある発射台39Bへ移動した。到着後は、地上設備との統合を行う移動式発射台を確保し、打ち上げ前の最終試験に向けた準備作業が続いている。
現段階で最も重要な工程は燃料注入である。無人で実施されたアルテミス1号では燃料漏れなどの問題により、ロケットが大型ロケット組立棟(VAB)へ何度も戻される事態が発生した。NASAは、実際に宇宙飛行士を搭乗させる2号に向け、習熟を完了したとの認識を示している。

SLSには総量70万ガロン(約265万リットル)を超える極低温推進剤が注入され、満載時の重量は575万ポンド(約260万キログラム)に達する。また、天候も不確定要素となっている。フロリダ州では氷点下の気温は極めてまれだが、最近の寒波により異例の寒さが観測されている。氷点下の環境は部品損傷を招く恐れがあり、エンジニアらは警戒を強めている。
アルテミス2号は月面着陸は行わず、宇宙飛行士を乗せて月の周回軌道を飛行する任務を担う。月の裏側を通過するため、人類史上、地球から最も遠い地点に到達することになる。このミッションが成功すれば、NASAは2028年を目標に、アルテミス3号による宇宙飛行士の月面着陸計画を進める方針だ。













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