
中国の女性実業家が、自身より30歳年下の男性と結婚し、結婚に際して5,000万元(約11億5,600万円)相当の財産を贈与した。貧しい家庭に生まれ、美容業界で一大事業を築いたその波乱万丈の人生にも、改めて注目が集まっている。
3月28日(現地時間)、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、中国の医療美容事業家ユー・ウェンホンさん(55)が、2001年生まれの25歳の男性、リウ・ユーチェンさんと結婚したとの話題がオンライン上で広がり、注目を集めた。
ユーさんは、中国東北部の遼寧省大連市の貧しい家庭に生まれた。父親の死後、母親と弟を養うため、18歳で美容業界に入った。眉のアートメイク施術者として活動を始め、その後、自身の美容室を開業した。2004年には香港でユーメイレン国際グループを設立し、医療美容事業を本格的に拡大した。翌2005年には、提携店舗が150店舗を超えるまでに事業を拡大した。
一方、事業拡大の過程では論争も絶えなかった。代表的なものとして挙げられるのが、いわゆる「陶器人形」施術だった。顧客の血清を採取し、それを顔に再注入して肌の再生を図る施術とされたが、医学的根拠が不明確であるにもかかわらず、1回当たり1万5,000元(約34万6,600円)を受け取っていたという。さらに2022年には、47億元(約1,085億7,100万円)の所得を隠し、1億4,700万元(約33億9,600万円)を脱税していた事実が明らかとなり、脱税スキャンダルにも見舞われた。
今回の結婚は、ユーさんにとって6度目の結婚とされる。45歳の時には、当時25歳だったアルバニア出身のモデル、ロランド・レカイさんと約10年にわたって関係を続け、子供ももうけたとされる。
新たな夫となったリウさんは、ユーさんの会社でモデルとして活動していた人物で、2人は2025年下半期に初めて出会ったとされている。
交際が始まった後、ユーさんはリウさんに対し、ロールス・ロイスやメルセデス・ベンツなど高額な贈り物を惜しみなく贈ったという。さらに、2人がユーさんの17歳の息子と一緒に撮影した写真が拡散され、息子のぎこちない表情にも関心が集まった。
2人は今月に入って結婚式を挙げ、ユーさんは現金、不動産、高級車を含む5,000万元相当の財産を贈ったとされる。
リウさんは、2人の関係について「このような人生を計画していたわけではなく、こうした展開になるとも思っていなかった。ただ、自分のもとに訪れた出来事だった。このような機会を断る人はいないだろう」と語った。
ネット上では反応が分かれた。「裕福な男性が若い女性と結婚するのと変わらない。それぞれの強みを生かしただけだ」との声がある一方、「婚前の財産契約をきちんと結んでおいた方がいい」といった冷ややかな反応も見られた。













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