23日、神奈川県の古いアパートで一人暮らしをしていた81歳の女性が死後2日後に発見された。
東京のIT企業で働く54歳の斎藤太郎さんは、仕事に追われて実家へ帰るのは年に数回程度だったものの、毎晩8時30分になると必ず母親へ電話をかけていた。
ある日、母親が電話に出なかったことに胸騒ぎを覚え、急いで実家へ向かった斎藤さんは、すでに息を引き取った母親と発見した。
家の中に残された痕跡は、息子にさらなる衝撃を与えた。台所には安価なカップ麺の容器とコンビニの袋が山積みになっており、冷蔵庫の中には水が半分入ったボトルと少しの調味料しかなかった。

リビングの隅には100円玉がいっぱい詰まった古い缶が置かれており、通帳の中の年金は数か月間引き出されていなかった。
足腰が弱くなり、駅前の銀行まで歩けなくなった母親は、家に残っていた小銭とわずかな現金を頼りに、近所の自販機や店で食料を買い、なんとか生活を続けていたのだ。
リビングのクッションの下からは、母親が息子との通話のためにあらかじめ書き留めておいたメモが見つかった。
メモには「今日は肉を食べた」「近所を散歩してきた」など、電話で息子に伝える内容がたくさん書かれていた。

足の痛みで外出すらできない状況でも、息子が心配するかもしれないと思い、平穏な日常を装っていたのだ。
斎藤さんは「母親が小銭を数えながらどんな気持ちで自分の電話を待っていたのかを考えると、取り返しのつかない過ちを犯した」と語り、毎日電話することだけで孝行だと信じていた過去を後悔した。
















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