
台湾プロ野球・中信兄弟の人気チアリーダー、汶汶(ウェンウェン)が、非公開の撮影イベント中に刃物で襲われ、病院で手術を受けた。
台湾スポーツメディアTSNAなどによると、事件は最近、台北市内のスタジオで行われた非公開撮影の現場で起きた。
撮影中だった汶汶に男が突然近づき、刃物を振りかざしたという。男は長さ約9センチの刃物で、汶汶の首付近を襲ったとされる。
現場にいた関係者やファンはすぐに男を取り押さえようとした。その際、男を止めようとした3人も刃物で負傷したが、周囲の対応により被害の拡大は食い止められた。
汶汶は直ちに病院へ搬送され、緊急手術を受けた。現在は容体が安定し、回復に向かっているという。
汶汶は自身のSNSで、「手術は無事に終わり、順調に回復しています」と報告した。さらに「現場ですぐに助けてくださった皆さんに心から感謝しています」とつづった。
警察の調べで、容疑者は数年にわたって汶汶を追いかけていた50代のファンの男だったことが分かった。
男は、汶汶が出演する野球場やイベント会場にたびたび姿を見せ、多くの時間と費用をつぎ込んでいたとされる。
警察は男を殺人未遂容疑で立件し、21日に検察へ送致した。
男は移送される際、報道陣に向かって「汶汶が自分をこうさせた」と叫ぶなど、興奮した様子を見せたという。
犯行を後悔しているかとの質問には答えず、「今回の責任はイベント主催者にある」とも主張した。警察は、あくまで容疑者側の一方的な供述だとして、詳しい動機を調べている。
事件を受け、汶汶が所属する中信兄弟は、チアリーダーの安全対策を強化する方針だ。
球団は警備スタッフを増やすほか、一部の私的イベントへの参加を制限する案も検討している。ファンと直接交流する通勤時の対応についても、当面中止することを決めた。
今回の事件をきっかけに、台湾プロ野球界では選手やチアリーダーを守る警備体制を見直す必要性が改めて指摘されている。














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