
ホームレスに対し、食べ残しの生ゴミとみられる食べ物を手渡す様子を撮影し、SNSに投稿したインフルエンサーに対し、裁判所が処罰を下した。
2日付の英紙『デイリー・エクスプレス』によると、マレーシアの裁判所は先月29日、インフルエンサーのタン・シエ・ルー被告(23)に対し、4万リンギット(約138万円)の罰金刑を言い渡した。
タン被告は昨年8月、マレーシア国内のファストフード店でフライドチキンを食べていた際、「食べ物を無駄にしてはいけないので、残った鶏の骨を必要としている人に寄付する」と発言した。
その後、街へ出たタン被告は、路上で寝ていたホームレスを起こしてその食べ物を手渡した。包装を開けたホームレスは中身の状態に困惑の色を隠せない様子だったが、これを見ていたタン被告の同行者らは親指を立てて楽しんでいた。
この動画はSNSを通じて瞬く間に拡散され、ネットユーザーからは「行動が不適切だ」との批判が殺到した。批判が高まると、タン被告は動画を削除し、「問題のシーンは演出であり、撮影後にはそのホームレスに適切な食事を提供した」と弁明した。
しかし、現地検察は「被害者は被告の行動に対して屈辱と怒りを感じたと証言している」とし、「今回の行為は他人の苦痛を娯楽として利用し、大衆の関心を集めるための計画的な搾取行為である」と指摘した。
裁判に出廷したタン被告は「自分の行為を後悔しており、被害者にも既に謝罪した」と述べ、寛大な判決を求めた。これに対し裁判所は、罰金刑を言い渡すとともに、罰金を納付しない場合は4カ月の禁錮刑に処される可能性があると言い渡した。
判決後、タン被告は自身のSNSに「今回の事件で大きな教訓を得た。自分の過ちを心から認めており、もう一度チャンスが与えられることを願っている」と投稿した。














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