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WSJ、トランプ政権の保護主義を批判「高価格・低品質の時代に」

望月博樹 アクセス  

 引用: 写真 = Newsis
 引用: 写真 = Newsis

ドナルド・トランプ大統領の保護貿易政策は、商品価格を押し上げるだけでなく、品質すらも低下させる可能性があるとの指摘がある。

「Newsis」の報道によれば、今年10月30日(現地時間)、「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」は社説で、各国で蓄積された専門性を排除し、自給自足の傲慢さに頼れば、品質は必然的に低下すると批判した。

WSJは、コロンビアの気候や香港の深海港といった天然の好条件のみならず、スイスの時計製造、スコッチウイスキーの醸造、ドイツの工学技術など、世代を超えて培われた技術を例に挙げ、これらの要因が総合的に各国の得意分野を決定していると説明した。そして、天然資源は他国に移転できず、気候や文化を丸ごと輸出入することもできないことから、保護貿易は品質を損なう時代遅れの手法として非難されるのだと指摘した。

もしトランプ大統領がコロンビア産コーヒーに高関税を課した場合、米国の農家が生産量を1万%増やしたとしても、コロンビア特有の亜熱帯気候や火山性土壌、豊富な降雨、高地が織りなす最適な条件を再現することは不可能である。結果として、消費者は高額で質の低いコーヒーを飲まざるを得なくなる。

この論理は、メキシコ産アボカド、イタリア製スーツ、フランス産ワインなど、さまざまな輸入品にも当てはまる。世界水準の品質は当たり前と見なされがちだが、実際には代替不可能であるという指摘である。

品質は、単に価格や雇用統計に表れない形で経済に影響を及ぼす。WSJは、関税の影響で家庭が最上級の教育製品を子供に提供できなくなり、エンジニアが世界最高の技術を使えなければイノベーションが阻害され、消費者が粗悪な模造品で妥協することになれば、結果的にすべての人が被害者になると論じた。

さらに、保護貿易は競争を遮断し、革新への意欲および品質向上の動機を弱めると批判された。実際、米国のビール産業は欧州のビールとの競争を通じて大幅に品質が向上しており、外国製品との競争が国内製品の水準を引き上げる原動力となっていると分析した。

WSJは、強い経済を築く秘訣は政治家ではなく、市場が「卓越性の所在」を決定することにあると主張した。自由貿易は世界最高の恩恵をもたらす一方、保護貿易は我々を平凡以下に引き下げると指摘し、激しい競争下では、これはどの国にとっても許容できない贅沢であると強調した。

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