
イタリアで開催されている「ミラノ・コルティナ2026オリンピック」を契機に、米国内の政治的対立が選手たちにまで波及している。
米国のドナルド・トランプ大統領が自国の政策を批判した一部の米国選手たちを公然と非難し、オンライン上で悪質なコメントや脅迫が広がる様相を呈している。
8日(現地時間)のAP通信によると、トランプ大統領はこの日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿した文章で、フリースタイルスキーのハンター・ヘス選手を狙い、「現冬季オリンピックで祖国を代表しないと言った本当の敗者」とし、「そうするなら代表チームに挑戦するべきではなかった」と述べたという。
これに先立ち、ヘス選手は6日、現地の記者会見でトランプ政権の強化された移民取り締まり政策に関する質問を受け、「今米国を代表することは複雑な感情を呼び起こす。少し難しいと思う」とし、「今(米国で)起こっている多くのことが気に入らない。私だけでなく、多くの人がそう思うだろう」と語った。また、「星条旗を掲げているからといって、米国で起こるすべてのことを代表するわけではない」と強調した。
ヘス選手の発言以降、オンライン上で非難が続いた。ユーチューバー出身のボクサー、ジェイク・ポール氏はSNS「X(旧Twitter)」に、「この国を代表したくないなら、他の場所に行って住め」と書き込んだ。
AP通信によると、ヘス選手以外にも多くの選手が政権の政策に対する懸念を表明したという。フリースタイルスキーのクリス・リリス選手は米移民・関税執行局(ICE)を言及し、「米国で起こっていることに心が痛む。すべての人の権利を尊重し、愛と敬意を持って接するべきだ」と述べた。
フィギュアスケートのアンバー・グレン選手もトランプ政権下でLGBTQ+コミュニティが困難に直面していると述べた。グレン選手はInstagramを通じて「質問を受けて自分の考えを話しただけなのに、恐ろしいほどの憎悪と脅迫を受けた」とし、一時SNSの使用を制限すると明らかにした。
アメリカオリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)は声明を発表し、「選手たちに対する侮辱的で有害なメッセージが増加している状況を認識している」とし、「プラットフォームと協力して関連コンテンツの削除を要請し、信頼できる脅威は捜査機関に報告している」と述べた。
















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