
ドナルド・トランプ米政権が「ホルムズ海峡封鎖」に着手する中、現地の米軍戦力だけでは海峡封鎖と機雷除去を完遂するのは難しいとの米メディアの分析が出ている。
CNNは13日(現地時間)「トランプ大統領はイラン戦争の開始から6週間が過ぎた時点で、イランの港を封鎖しホルムズ海峡に設置された機雷を除去するという最も困難な任務を海軍に課している」と報じた。
専門家らによると、技術的にはホルムズ海峡の封鎖は可能とみられるという。
元海軍大佐のアナリスト、カール・シュスター氏は「イランの港湾の大半はホルムズ海峡内のペルシャ湾に位置しているため、封鎖は手続き上は難しいものの実行は可能だ」と述べた。
オーストラリアのシンクタンク、ロウィ国際政策研究所のジェニファー・パーカー研究員によると、交戦国は国際法に基づき中立水域の外で敵国の商船や貨物を拿捕できるほか、中立国の船舶であっても敵国への関与が確認されれば拿捕できるという。
問題は現地の米軍戦力に限界がある点だ。
北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍最高司令官を務めたジェームズ・スタブリディス元海軍大将は「海峡入口の制御には空母打撃群2個と艦艇約12隻、海峡内部には少なくとも駆逐艦6隻に加えて同盟国海軍の支援が必要だ」と指摘した。
米中央軍の封鎖措置計画によると、米軍は現在イラン沿岸に空母エイブラハム・リンカーンを含む計17隻を配置しているとされる。
イランがミサイル搭載小型艇、水上・空中ドローン、地対艦巡航ミサイル、携帯式地対空ミサイル、機雷などで武装していることを踏まえると、これを圧倒して制海権を握るには、さらに大きな戦力が必要だという。
仮に十分な戦力が整ったとしても、物理的に時間がかかるという問題がある。
海峡内に駆逐艦6隻を配置した場合、2隻が拿捕を担い、4隻がそれを援護する形で作戦が進められるが、1日に拿捕できるのは最大6隻だという。戦争勃発前、海峡を通過する船舶は1日当たり約130隻だった。
トランプ大統領が強調している機雷除去も容易ではないとみられる。
これに先立ち、米中央軍は米イランの和平協議が進行していた11日、誘導ミサイル駆逐艦フランク・E・ピーターセン・ジュニア、マイケル・マーフィーをホルムズ海峡に投入し、機雷除去に向けた環境整備に着手したと明らかにしていた。
しかしCNNは専門家の話として「海峡を通過した駆逐艦2隻は機雷除去に適した艦艇ではない」とし「機雷除去ではなく『この海域に機雷がない』と示そうとした可能性が高い」と伝えた。
イランが敷設した可能性のある機雷には、単純接触式だけでなく静電気反応型、磁気反応型、音響反応型、水圧反応型など様々な種類があるとされる。
海底に係留された機雷はケーブルを切断した上で水面に浮上させて破壊し、固定されずに漂流する機雷はレーダーなどで誘導して爆破する方法で除去するという。
しかし、現地の米軍が適切な機雷除去装備を備えているかどうかは不透明だ。
CNNは「米海軍は昨年、バーレーンに駐留していた掃海艦4隻を退役させた」とし「その後、機雷除去装備を備えた戦闘艦3隻が任務を引き継いだが、このうち2隻は先月シンガポールで確認された」と報じた。
英キングス・カレッジのアレッシオ・パタラーノ教授は「米国がホルムズ海峡の機雷を完全に除去するには、外国の支援を求めなければならない可能性がある」とし「同盟国やパートナー国に想定以上に依存する可能性が高い」との見方を示した。
















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