「米国の脅しでは海峡は開かない」イランが突きつけた“通航の条件”とは

イランのモハンマド・バゲル・ガリバフ国会議長が、米国に対して強硬な警告を発した。米国がイランを攻撃すれば直ちに報復を受けることになるとしたうえで、ホルムズ海峡の通航問題も米国の脅しではなく、イランが定めた方式に従わなければならないと主張した。
米国との交渉代表団を率いるガリバフ議長は9日、「X(旧Twitter)」への投稿で「米国は、威圧や約束違反がもはや代償なしには済まないということを、いまだに学んでいない」と述べた。
そのうえで「はっきり言っておく。攻撃すれば反撃を受けるだろう」と付け加えた。米国による追加空爆や軍事介入があった場合、イランも直接対応するというメッセージと解釈されている。
同議長はホルムズ海峡問題を巡っても米国を強く批判し、「無意味にもがくな。もがくほど深く沈むだけだ」とし、「ホルムズ海峡は米国の脅威によってではなく、イランが定める方式によってのみ開かれるだろう」と強調した。
今回の発言は、米国とイランの軍事的な衝突が再び激しさを増す中で出た。ホルムズ海峡のオマーン沖を航行していた商船3隻が相次いで攻撃される事件を受け、米軍は7日、イランの軍事施設への空爆に踏み切った。これに対しイランは、クウェートやバーレーンなどにある米軍基地85カ所に報復攻撃を加えたと主張した。

米国とイランは先月17日、終戦に関する覚書(MOU)を交わして協議を続けているが、ホルムズ海峡の管理権や制裁問題を巡る隔たりを埋められずにいる。ホルムズ海峡は、ペルシャ湾岸の産油国の原油が世界市場へ向かう重要な輸送路である。
イランは、海峡の安全な通航を保証するには、自国と協議した航路と手続きに従わなければならないと主張している。一方、米国は国際的な海上交通の自由を掲げ、イランによる管理権の拡大は認められないという立場を示している。
















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