「今夜も明日も激しく攻撃する」トランプ氏、“イラン全土”への空爆継続を宣言
トランプ大統領「今日も明日も攻撃を続ける」
イラン、UAEのタンカー2隻をミサイル攻撃
イエメンのフーシ派、停戦終了を宣言しサウジ攻撃

米国とイランの停戦が崩壊し、戦闘が再開される中、米軍によるイランへの攻撃が全土に拡大している。米国の空爆範囲は原子力発電所や製油施設などイランの主要エネルギー関連施設にまで及んでいる。戦闘はサウジアラビアなどの湾岸諸国やイスラエルに加え「抵抗の枢軸」と呼ばれる親イラン武装勢力にも広がり、中東全域へ波及する懸念が強まっている。
14日(現地時間)、AP通信やAFP通信、イラン国営IRNA通信などによると、ペルシャ湾沿岸にあるブーシェフル、チョガダク、バンダレ・アッバースなどイランの主要都市が米軍の空爆を受け、各地で複数回の爆発が発生したという。
ブーシェフルでは少なくとも4カ所が空爆を受け、バンダレ・アッバースでも少なくとも5回の爆発音が確認された。ブーシェフルの南東約17キロには商業用原子力発電所のブーシェフル原子力発電所があり、中東最古級の製油施設を擁するアバダンも空爆を受けた。米軍がイランの主要エネルギー拠点を重点的に攻撃することで、最高指導部への圧力を強めているとの見方が出ている。
一方、イランによる湾岸諸国への反撃も続いている。UAE国防省によると、ホルムズ海峡を航行していた国営タンカーのモンバサ号とアル・バヒヤ号がイランの巡航ミサイル攻撃を受けたという。この攻撃でインド人船員1人が死亡し、8人が負傷した。
イラン・イスラム革命防衛隊(IRGC)は「米軍が船舶を不法航路へ誘導した」と主張し、攻撃事実を認めたうえで「ホルムズ海峡の再開はさらに遅れるだろう」と警告した。
また、イスラエル軍は同日「抵抗の枢軸」の一角を担うイスラム組織ハマスの拠点があるパレスチナ自治区ガザ北部の警察施設をドローンで攻撃し、7人が死亡したと現地メディアが伝えた。イスラエル軍は「テロリスト1名を標的とした攻撃だった」と説明している。
ハマスやレバノンのヒズボラと並ぶ「抵抗の枢軸」であるイエメンのフーシ派は同日、弾道ミサイルとドローンでサウジアラビア南西部のアブハー国際空港を攻撃したと発表した。
イエメンではサウジアラビアを支持する政府とイランの支援を受けるフーシ派が主導権を巡って長年内戦を続けた後、停戦に入っていた。しかしフーシ派は「サウジアラビアがイエメンの首都サヌア国際空港を空爆した」と主張し、一方的に停戦終了を宣言して攻撃に踏み切った。
米国とイランの停戦崩壊と戦闘再開が中東全域を巻き込む戦争へ発展する可能性が懸念される中、トランプ大統領はイランへの空爆を継続する方針を示した。
トランプ大統領は13日、ラジオ番組「ヒュー・ヒューイット・ショー」に出演し「今夜も明日もイランを激しく攻撃する。彼らには打つ手がない」と述べた。
また、トランプ大統領は16日に国民向け演説を行う予定だ。演説のテーマは明らかにしていないが、対イラン軍事作戦の拡大やホルムズ海峡への対応など今後の中東政策について説明するとの見方が出ている。

















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