「核施設も標的になるのか」トランプ氏が次に狙う“地下要塞”…米・イラン戦争が新局面へ

米国のドナルド・トランプ大統領がイランに対して3日連続で空爆を続ける中、新たな攻撃目標としてナタンズのウラン濃縮施設近くにある要塞化された地下施設が浮上した。米国の攻撃がミサイルと防空網を超え、核関連施設に拡大する可能性が懸念されている。
13日(現地時間)のニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、トランプ大統領は保守系ラジオ番組の司会者ヒュー・ヒューイット氏とのインタビューで「ピックアックス山」を攻撃する可能性に言及したという。ピックアックス山はイラン中部のナタンズ濃縮施設近くにある要塞化された施設だ。米国は2月28日にイランとの戦争を開始して以来、ここをまだ攻撃していない。
トランプ大統領は「現在、あの場所で活動が行われている様子は見られない」としつつ、ピックアックス山を「攻撃対象となり得る」と名指しした。さらに、「施設の正門に大きな一撃を加えることもできる」との趣旨の発言をして威嚇した。彼は同インタビューで「今夜と明日、イランを非常に強く攻撃する」とし、「彼らができることは何もない」と主張した。
米中央軍は同日の午後10時すぎ、イランに対する3夜連続の夜間空爆を終えたと発表した。米軍はブーシェフルとチャーバハール、ジャースク、コナーラク、アブー・ムーサー島、バンダレ・アッバース周辺で、沿岸防衛システムやミサイル・ドローン(無人機)関連施設を攻撃した。米軍は、イランの商船攻撃能力をさらに低下させるための作戦だと説明した。
イランも即座に反撃した。イラン軍はバーレーンとヨルダンの米軍施設を攻撃したと主張した。バーレーンでは警報サイレンが鳴り、ヨルダン軍はイランから飛来したミサイル4発を撃墜したと発表した。現在まで確認された被害や死傷者はいない。
米国がピックアックス山を実際に攻撃すれば、空爆の性格が変わる可能性がある。米軍はこれまで、ホルムズ海峡の商船攻撃に使用されるイランの軍事能力を弱体化させることを名目に作戦を進めてきた。しかし、核関連地下施設の打撃はイランの核プログラムを直接狙った措置として受け取られる可能性が高い。これに先立ち、米国は38日間にわたる大規模な空爆を続けながらもイランの判断を変えられなかった。したがって、追加攻撃がかえって全面戦争のリスクを高めるとの指摘も出ている。
トランプ大統領は先週、停戦が「終わった」と宣言しながらも交渉は続けるという立場を維持した。かつて「歴史的な突破口」としていた終戦了解覚書(MOU)についても「大きな意味がない」とし、イランを試すための合意だったと主張した。NYTは軍事攻撃と外交交渉のいずれも目立った成果を上げられておらず、トランプ大統領も戦争を終結させる明確な解決策を示せていないと指摘した。
トランプ大統領は10日、米議会に送った書簡で米軍が7日からイランに対する攻撃を再開したと正式通知した。彼は今回の空爆を「限定的で抑制された防御的攻撃」と規定した。
これに先立ち、米上下両院は戦争権限法に基づき、トランプ大統領に対し、イランに対する軍事作戦を終了するか、継続する場合は米議会の承認を得るよう求める決議をそれぞれ可決した。しかしトランプ大統領は最高司令官として米議会の承認を得ずに軍事作戦を実施する権限があるとの立場を崩していない。
米国はイラン港に出入りする船舶を対象とした海上封鎖も再開する。トランプ大統領はホルムズ海峡を守る費用を回収するとし、貨物の価値の20%を受け取ると明らかにした。
米共和党の内部でも戦争長期化に伴う原油価格の上昇と経済負担を懸念する声が高まっている。特に中間選挙を控えた米議員たちは国内問題に集中すべきだとし、戦争の拡大よりも早期の終戦を求めている。

















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