
芸能界入りを目指していた練習生から「トラブルメーカー」と呼ばれる存在へと変化し、度重なる薬物使用疑惑でも知られてきたハン・ソヒの歩みが、あらためて注目されている。デビューを夢見ていた下積み時代から、法廷で裁判官に暴言を浴びせた過去、そして出所後の現在に至るまで、その軌跡をたどる。
韓国MBCのオーディション番組『偉大な誕生3』への出演で初めて注目を集めたハン・ソヒは、整った容姿と実力で複数の大手芸能事務所から声がかかる将来有望な存在だった。ところが広く知られるきっかけとなったのはデビューではなく、2017年にBIGBANGのT.O.Pとともに大麻を使用していた事実が明るみに出たことだった。
その後はフェミニズムをめぐる発言や有名芸能人との舌戦、交際相手とのトラブルを巡る暴露などが相次ぎ、絶えず論争の中心に立ち続けた。
歯に衣着せぬ発言が注目を集める一方で、芸能人の枠を超える影響力を持つ「インフルエンサー」として知られるようになり、同時に「トラブルメーカー」としてのイメージも定着していった。
中でも強い衝撃を与えたのが、2021年11月、執行猶予期間中に再び薬物使用の罪で実刑判決を受けた際の一連の出来事だった。

当時、水原地裁城南支部(スウォン地裁ソンナム支部)の刑事単独審で開かれた判決公判で、裁判所はハン・ソヒに懲役1年6か月の実刑判決を言い渡し、その場で身柄の拘束を命じた。判決直後、裁判官から「言いたいことはあるか」と問われると、感情を抑えきれない様子で激しく抗議した。
「逃げるつもりはない。いったい何をしているのか。拘束するというのか」
抗議は収まらなかった。被告人待機室へ移動する際にも法廷に響き渡るほどの罵声を浴びせ、その声は傍聴席にまで届き、場内は騒然とした。司法の判断に真っ向から反発するかのようなその態度は、大きな衝撃を与えた。

ハン・ソヒを巡る薬物問題は、その後も繰り返された。執行猶予中の再犯により懲役1年6か月の実刑が確定し服役していたが、収容中に覚醒剤を使用していた事実が発覚し、さらに懲役6か月が加えられた。結果として約2年間服役し、2023年末に出所した。
出所後は、それまでの過激な言動とは対照的に、比較的落ち着いた日々を送っている。最近はSNSの更新を再開し、日常の様子を投稿するほか、先に亡くなった知人である故ク・ハラをしのぶ言葉をつづるなど、以前とは異なる一面もうかがえる。
ただ、向けられる視線は今も厳しい。度重なる違法行為や法廷での騒動の影響は大きく、芸能界への復帰や信頼回復に向けた大きな障壁となっている。













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