
朝に飲む1杯のコーヒーは「薬」か「毒」か。国際学術誌『Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism』に最近発表された研究によると、1日2〜3杯のコーヒーやお茶は心臓病・2型糖尿病・脳卒中のリスクを下げるのに最も効果的であることが明らかになった。
26日、研究チームはUKバイオバンクに参加した37〜73歳の成人約18万8,000人の食習慣に関するデータを分析した。このうち心血管・代謝性疾患の病歴がなかった約17万2,000人を平均12年間追跡観察した。研究開始時、参加者は24時間の飲料摂取に関するアンケートでコーヒー・お茶の摂取量を申告した。
その結果、1日200〜300mgのカフェイン(コーヒー約2〜3杯、お茶最大3杯程度)を摂取したグループの心臓病・2型糖尿病・脳卒中など、いわゆる「心臓代謝疾患」の発生リスクが最も低いことが示された。特にコーヒーを飲んだ人は該当疾患のリスクが最大約50%低下し、お茶またはコーヒー・お茶を一緒に飲んだ場合でも約40%低下する傾向が確認された。
興味深い点は、1日400mg以上のカフェインを摂取したグループでも明確な悪影響は観察されなかったことだ。ただし、研究チームは最も明確な「適正摂取範囲」は2〜3杯程度だと説明した。
専門家らは、このような効果が発生する理由に抗酸化成分を挙げている。コーヒーにはクロロゲン酸、お茶にはフラボノイドなどの抗酸化物質が豊富に含まれている。これらの成分は血管機能を改善して炎症を抑え、血糖処理能力の向上に寄与する可能性がある。研究に参加した予防心臓専門医は「カフェイン飲料の適度な摂取は血管を健康に保ち、糖代謝を助ける方向で作用する可能性がある」と述べた。
ただし、すべてのカフェイン飲料が同じ効果をもたらすわけではない。砂糖やシロップ、高脂肪クリームが多く含まれたカフェイン飲料は、逆に正常な代謝に悪影響を与える可能性がある。エナジードリンクもカフェインを含んでいるが、糖分や人工成分が多いため、同様の健康改善効果を期待することは難しいとの指摘がある。
米国食品医薬品局(FDA)は成人の場合、1日最大400mgのカフェイン摂取を推奨している。これは一般的な12オンス(約350ml)のコーヒー基準で2〜3杯程度に相当する。ただし、高血圧や不整脈の症状がある場合、カフェイン感受性が高い人は専門医と相談の上、摂取量を調整する必要がある。
研究チームは、今回の結果が観察研究に基づくものであるため因果関係を断定することはできないと強調した。一方で「コーヒーとお茶が健康的な食生活の一部になっている場合、心臓代謝疾患のリスク管理にポジティブな役割を果たす可能性があるという点で意義がある」と評価した。














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