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「ハンズオフ走行まで可能」日産新型エルグランド…アルファードの牙城が崩れるか

山田雅彦 アクセス  

引用:日産
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日産、新型エルグランドを公開…プレミアムミニバン市場に新たな競争軸

日産がフラッグシップミニバンの新型「エルグランド」と高級カスタムモデル「オーテック」を公式公開し、グローバルミニバン市場に本格参入する構えを見せた。第3世代e-POWERハイブリッドシステムと最新の電動駆動四輪制御技術「e-4ORCE」の同時搭載が注目を集めている。

業界では、新型エルグランドの登場がこれまでトヨタ・アルファードが独占してきた日本プレミアムミニバン市場の勢力図を揺るがすと見ている。ファミリー層のドライバーから注目を集めている理由のひとつだ。

16.8km/Lの高燃費…四輪駆動大型ミニバンの新境地

引用:日産
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新型エルグランドの最大の特長は何といっても「燃費」だ。最近流出した情報によれば、新型エルグランドは日本基準で複合燃費16.8km/Lを達成したとの情報がある。四輪駆動を備えた大型ミニバンでこの水準を実現したのは極めて異例で、同クラス競合モデルを大きく上回る水準だ。

四輪駆動システムが標準採用されている点を考えると、その意義はより大きいといえる。ファミリーカーとして頻繁に使用されるミニバンの特性上、長距離走行が多いファミリー層にとって燃費は車両選択の決定的要素だ。日産が燃費性能を前面に打ち出して市場競争に挑む姿勢が鮮明になった形だ。

500Nmを超える力強いトルク…「5-in-1」統合構造の秘密

引用:日産
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燃費だけではない。新型エルグランドには完全に新設計された第3世代e-POWERシステムが搭載される。中核をなすのは、発電専用エンジンとモーター、発電機、インバーターなどをひとつに統合した「5-in-1」構造だ。この統合設計により部品のサイズと重量を大幅に削減し、効率性と静粛性を同時に向上させることに成功した。

詳細な仕様は現時点で明らかにされていないが、日産は最大トルクが500Nmを超えると予告している。約2トンを超える大型ミニバンでも余裕ある走りを可能にする動力性能だ。またe-POWERシステムはエンジンを発電専用としてのみ使用し、実際の走行は電気モーターが担当する構造のため、電気自動車に近い静粛性と即時の加速感を同時に享受できるのが最大の利点だ。

「オーテック」カスタムモデル…プレミアムスポーティを体現

引用:日産
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新型エルグランドのもうひとつの注目点は、高級カスタムモデル「オーテック」だ。日産モータースポーツ&カスタマイズが手がけたオーテックは、「プレミアムスポーティ」をコンセプトに開発されており、日産ブランドのフラッグシップカスタムモデルに位置づけられている。

外観で最も目を引くのは、海面の煌めきを表現した「ドットパターン」グリルだ。メタルスタイルのフロントプロテクター、サイドシル、リアプロテクターを組み合わせ、低く広い姿勢感を強調した。専用18インチホイールとサテンメタリックモールディング、LEDシグネチャー照明も加わり、高級感のある外観に仕上がっている。室内も随所に差別化が図られている。ブラックを基調とするインテリアにブルーをアクセントカラーとして配し、プレミアムナッパレザーシートを標準採用。ドアトリムとシートには日本の波模様に着想を得たキルティングパターンが施され、和の情趣を演出している。

インテリジェントダイナミックサスペンション…6つの走行モードを搭載

引用:日産
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乗り心地と走行安定性においても、新型エルグランドはひとつの進化を遂げている。新たに採用された「インテリジェントダイナミックサスペンション」は路面状況に応じて減衰力を自動的に調整し、どのような走行環境でも最適な乗り心地を実現する。ミニバン特有のロール挙動を効果的に抑え、後部座席の乗客まで快適な移動が可能になるよう設計されている。

6つの走行モードを用意しており、ドライバーが状況に応じて車両設定を自由に変更できる。都市走行、高速道路クルージング、ワインディングロード、悪路走行など、それぞれの環境で車両が最適な反応を示すようチューニングされている。四輪駆動システムe-4ORCEとの組み合わせにより、雪道や雨天時の滑りやすい路面でも安定した走行性能を発揮するとされる。

プロパイロット2.0搭載…「ハンズオフ走行」まで可能

引用:日産
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先進運転支援システムの水準でも、新型エルグランドは同クラストップレベルにある。日産の運転支援技術「プロパイロット2.0」が搭載され、高速道路走行時のドライバー負担を大きく軽減する。渋滞区間でハンドルから手を離した状態での走行が可能な「ハンズオフ走行」機能も備える。

また方向指示器を操作するだけでシステムが自動的に安全な車線変更を実行する。ドライバーの長距離運転時の疲労軽減に寄与する機能として期待が高まっている。

業界関係者は「新型エルグランドは燃費、動力性能、ラグジュアリー仕様、先進技術のいずれの面でも高水準な総合パッケージを備えている」とし、「アルファードの牙城に挑む有力な選択肢となり得る」と分析した。日産が新型エルグランドを通じて日本プレミアムミニバン市場に本格的に打って出るなか、グローバル市場への波及力にも関心が集まっている。約16年ぶりのフルモデルチェンジで臨む日産の巻き返しが、市場の動向を大きく左右しそうだ。

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