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SUV偏重・25%関税・現地生産なし — 韓国EVセダン、米国通常版廃止の三重苦!

山田雅彦 アクセス  



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引用:ヒョンデ

米国の電気自動車市場でセダン型モデルの立場がますます狭まる中、ヒョンデが北米市場戦略を全面的に見直した。

ヒョンデは2026年モデルから米国市場においてIONIQ 6の通常モデルをラインアップから外し、高性能モデルのIONIQ 6 Nのみに絞り込む方針を決定した。SUVやクロスオーバーを中心に完全に再編された米国自動車市場の需要変化に対応するための措置だ。量販セダンEVとの台数競争から距離を置き、高性能のニッチ市場を狙う戦略転換と見られている。



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引用:ヒョンデ

IONIQ 6の通常モデルが米国市場のラインアップから外される決定的な要因は、販売台数の継続的な落ち込みにある。発売初年にあたる2023年は米国市場で1万2,999台を記録し順調な滑り出しをみせたが、2024年には1万2,264台と6%の減少に転じた。2025年はさらに1万478台にとどまり、下落幅が拡大している。2026年に入っても状況は改善せず、1月344台・2月229台と2か月累計で573台にとどまり、下落傾向が鮮明になった。

販売不振の背景には、米国自動車市場の構造的な特性と通商環境の変化が複合的に影響している。現地消費者の好みがSUV中心に傾くなか、兄弟車のIONIQ 5が好調を維持していることと明確な対比をなしている。生産・調達面での制約も価格競争力を損なった。IONIQ 6は全量を韓国・蔚山(ウルサン)工場で生産して輸出する構造を持つため、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の恩恵を受けられない。非USMCA車両に課される25%程度の関税が上乗せされ価格競争力の維持が難しくなったことが、現地での販売低迷につながったとみられる。



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引用:ヒョンデ

こうした状況を受け、ヒョンデは米国セダン市場からの完全撤退ではなく、高性能モデルによるイメージリード戦略を選択した。IONIQ 6の車名は、高性能ラインアップのIONIQ 6 Nが単独で受け継ぐことになる。



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引用:ヒョンデ

IONIQ 6 Nは、84kWhのバッテリーとデュアルモーターシステムを搭載し、高い走行安定性を確保した電動セダンだ。静止から時速100kmまでの加速は3.2秒、最高速度は時速257kmに達するスペックを誇る。ヒョンデのEV専用プラットフォームであるE-GMPをベースに設計されており、空力性能の高いボディ形状により低い空気抵抗係数(Cd値)を実現している。高速域での安定性と電費効率の向上に貢献すると期待されている。



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引用:ヒョンデ

市場ごとに異なる対応が取られているのも注目点だ。米国では通常モデルが除外される一方、カナダ市場では2027年モデルとしてマイナーチェンジ版の投入が予定されており、対照的な扱いとなっている。米国においても、すでに確保されている2025年モデルの在庫が続く間は販売を継続する方針だ。



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引用:ヒョンデ

IONIQ 6の通常モデルが米国ラインアップから外されるという今回の決定は、現地の電気自動車市場が実用性とサイズを重視して動いていることを改めて示している。量販セダン型EVが苦境に立つなか、高性能ニッチ市場を狙うヒョンデの戦略が実を結ぶかどうかが注目される。ブランドの技術力を示しながら実際の収益につなげられるかが、今後の焦点となる。

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