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「593 psで0-100 km/h 3.7秒」…BMW新型「i4 M60」登場!M50生産終了の裏に潜むBMW電動戦略

山田雅彦 アクセス  

BMWの電気自動車「i4 M50」が生産終了

より優れた「i4 M60」投入

その他のラインアップもあわせて変更へ

BMWが自社の電気自動車ラインナップに大胆な変更を打ち出す。従来の高性能電気自動車「i4 M50」は生産終了を迎え、その代わりにより高性能な新型「i4 M60」を投入する見込み。業界内では、今回の決定がメルセデス・ベンツのみならずテスラやヒョンデなど電気自動車市場全体への強力な挑戦状になるとの見方が広がっている。

新型「i4 M60」は従来モデル「i4 M50」の弱点を完全に克服したと評価される。特に最高出力は56馬力向上し、0-100km/h加速時間も3.9秒から3.7秒へ短縮。これにより電気自動車特有の強力な加速性能を求めるユーザーにとって、さらに魅力的な選択肢になる。

性能を大幅に向上

出力から0-100km/h加速まで改善

BMW・i4 M60は前モデル「i4 M50」と比べ、より強力なパフォーマンスを前面に押し出し高性能電動車市場での地位を強化。従来537馬力から593馬力(442kW)へ56馬力向上し、静止状態から100km/h加速は3.7秒へ短縮。0.2秒速くなることでレスポンス向上を体感しやすい仕様となる。競合車種であるヒョンデ「アイオニック5 N」やテスラ「モデル3パフォーマンス」と比較すると数値上は若干遅い水準にとどまり、自社の高性能内燃機関モデル「M3コンペティションxドライブ」にも及ばない。

しかし、BMWは今回のアップグレードが電気自動車ラインナップの競争力強化における重要な転換点になると自信を示す。普及型「i4 eDrive35」「eDrive40」ではシリコンカーバイド半導体を新たに採用し、エネルギー効率を約4.5%向上、航続距離を約22km延長。WLTP基準で「eDrive35」は428km、「eDrive40」は最大510km走行可能となり、日常ユースの実用性向上および充電インフラへの懸念軽減につながる。

他のラインナップも刷新

主な変更点を確認

BMWはi4シリーズ以外にも今夏に向け複数モデルへ改良を実施。1シリーズと2シリーズグランクーペには前席シートヒーターと盗難警報システムを標準装備とし、M135i xDriveハッチバックには高級感を高める「MテクノロジーパッケージII」を追加、商品性を強化する仕様とする。高級セダン7シリーズおよび純電気セダン「i7」にはラミネート加工安全ガラスと個別日射熱遮断オプションを設定し、乗員快適性を一段と向上。先進運転支援機能や自動運転関連ソフトのアップデートも順次投入し、セダン市場での競争力維持を狙う。

高性能SUV「X5 Mコンペティション」「X6 M」では走行性能と快適性を改善。両モデル共通の「アルティメットパッケージ」ではカーボンファイバー製エンジンカバー、カーボンミラーキャップ、パノラマルーフ、ベンチレーション&マッサージ機能付きシート、バウアース&ウィルキンス製高級オーディオなど多数オプションを選択可能に。さらに最高速度リミッターを従来250km/hから290km/hへ大幅引き上げ、高走行性能を求めるユーザーに訴求する仕様。今回のモデルラインナップ刷新は電気自動車改善にとどまらず、BMWブランド全体の競争力を高める戦略的判断とみなせる。電動化と高性能化を両立させる姿勢を示し、既存ユーザーのみならず新たな顧客層にも訴求。メルセデス・ベンツなど競合がどう対抗するか、消費者が新型BMWモデルにどう反応するかが今後の焦点。市場全体へのインパクトは大きく、次世代電動高性能車のベンチマークとなる可能性を秘める。

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