保存料を使用しながら「保存料不使用」表示
米カリフォルニア州の住民2人が集団訴訟を提起
アメリカの会員制倉庫型小売大手コストコが、人気商品である5ドル(約770円)のロティサリーチキンを「保存料不使用」と虚偽表示をしていたとして、集団訴訟に発展している。

29日(現地時間)イギリスのインディペンデントなどによると、アメリカ・カリフォルニア州在住のアナスタシア・チェルノフ氏とビアンカ・ジョンストン氏は同日、サンディエゴでコストコを相手取り集団訴訟を起こしたという。
原告側は、コストコが店頭の掲示や公式ウェブサイトで「カークランド・シグネチャー」のロティサリーチキンに保存料は使用していないと宣伝していたにもかかわらず、実際には「リン酸ナトリウム」と「カラギーナン」という2種類の保存料を使用していたと主張した。
訴状では「保存料として機能するリン酸ナトリウムとカラギーナンが含まれていることは、コストコの『保存料不使用』という表示および広告内容と矛盾する」と指摘した。
原告らは、消費者は買い物の際に「保存料不使用」という表示を信じて商品を購入するが、購入前にチキンに保存料が含まれていることを知ることはできなかったと訴えている。
また、仮に成分表示に記載があったとしても、パッケージ裏面の小さな文字に紛れており、それが保存料として機能する成分であることを明確に示していなかったとも主張した。原告側は、こうした限定的な開示では、店頭表示やマーケティング資料で強調された「保存料不使用」という主張を打ち消すには不十分だと強調している。

引用:Depositphotos
この訴訟を担当するアルメイダ法律事務所のウェスリー・グリフィス氏(カリフォルニア州担当マネージング・パートナー)は「消費者は、自分や家族が口にする食品を選ぶ際『保存料不使用』といった明確な表示を特に信頼する」とし「コストコ自身の成分表示がマーケティング内容と矛盾している。これは違法であり、不公正だ」と批判した。
これに対し、コストコの広報担当者は「ロティサリーチキンのラベルと、倉庫内の掲示およびウェブサイトの表記の一貫性を保つため、掲示やウェブサイトから保存料関連の文言を削除した」と述べた。
続けて「調理過程での水分保持、食感、製品の均一性を保つためにカラギーナンとリン酸ナトリウムを使用している」とし「これらの成分はいずれも食品安全当局の承認を受けている」と釈明した。
















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