
フランスで現職の女性判事を約30時間にわたり拉致し、暗号資産(仮想通貨)で身代金を要求した未成年者を含む一味6人を現地捜査当局が逮捕した。
8日(現地時間)、仏「AFP通信」と英「ガーディアン」によると、リヨン検察庁は本事件に関与したとして、男性4人と女性1人を拘束、同日午後には未成年者1人を追加で逮捕したと発表した。
容疑者らは、現職判事のA氏(35・女)とその母親(67)を拉致した後、A氏のパートナー(配偶者または交際相手)に対し、被害者の写真とともに暗号資産での身代金を要求するメッセージを送った。A氏のパートナーは、暗号資産業界の関係者であるという。
彼らは身代金が迅速に支払われない場合、被害者の身体を損壊すると脅迫した。
その後、当局は警察官160人を動員して大規模な捜索を展開した。
被害者らはフランス南東部ドローム県にあるガレージに閉じ込められ、ドアを叩いて助けを求め、近隣住民の助けを借りて脱出した。身代金は支払われていないという。
捜査当局は、共犯者がいる可能性を視野に捜索を継続している。
当局は暗号資産で多額の利益を得た人物の家族を狙った誘拐および恐喝事件が相次いで発生していると明らかにした。
昨年1月には、フランスの暗号資産企業「レジャー(Ledger)」のダビッド・バラン氏と彼のパートナーが拉致された。当時、拉致犯らはバラン氏の指を切断し、巨額の身代金を要求した。バラン氏は翌日解放されたが、彼のパートナーはパリ郊外で車のトランクに拘束された状態で発見された。
また昨年5月には、マルタを拠点とする暗号資産企業の運営者の父親が、パリで覆面の男4人に拉致された。この被害者も拉致犯らによって指が切断され、数百万ユーロの身代金を要求された。この被害者は捜査当局の急襲により58時間後に救出された。














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