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「もはやパートナーではない」スペイン首相、EUに”協定停止”を要求

竹内智子 アクセス  

スペイン首相、EUにイスラエルとの協定停止を正式提案へ

引用:ニューシス
引用:ニューシス

スペインのペドロ・サンチェス首相は19日、21日(現地時間)に欧州連合(EU)へ、イスラエルとの「連合協定(Association Agreement)」の履行停止を正式に提案する考えを明らかにした。

ユーロニュースによると、サンチェス首相はウエルバ県ジブラレオンで開かれたスペイン社会労働党(PSOE)の集会で、スペイン政府は21日、EUがイスラエルとの連合関係を断つべきだと正式に提案すると表明した。あわせて、EUがイスラエルとの連合協定を破棄すべき時期に来ているとも訴えている。

サンチェス首相は、この方針がイスラエル国民への反感に基づくものではないと強調した。

そのうえで、イスラエル国民に反対しているのではなく、むしろ逆だと述べる一方、国際法に違反し、EUの原則と価値を踏みにじる政府はパートナーにはなれないとの認識を示した。

さらにこの日の集会では、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を抑え込み、戦争を止めるよう重ねて求めた。ユーロニュースは、こうした発言について、欧州の舞台でスペインの存在感を際立たせると同時に、アンダルシア州の進歩派有権者を結集しようとする戦略的な動きだと伝えている。

スペインは9日、EUに対し、イスラエルが連合協定第2条を順守しているかどうかの緊急検討を求めていた。連合協定第2条では、双方の関係は人権尊重と民主主義の原則に基づくと定めており、一方が人権を侵害した場合、相手側は協定を一方的に停止する権利を持つとしている。

サンチェス首相は10日、スペイン・バルセロナで開かれた「ヨーロッパ・パルス・フォーラム2026」でも、前日にスペイン政府がEUへイスラエルとの連合協定の停止を提案したと言及した。その理由については、イスラエルがこの協定の多くの条項、特に国際法と国際人道法の尊重に関わる条項を踏みにじり、違反していることが明白だからだと説明している。

スペインの提案を巡っては、EU内部でも反応が割れている。ベルギー、スロベニア、フランス、アイルランド、ポルトガル、スウェーデンなどは同調しているのに対し、ドイツ、イタリア、ハンガリー、ギリシャなどは反対しているとユーロニュースは報じた。

また、イスラエルがパレスチナで行った戦争犯罪や人権侵害を理由に、EUとイスラエルの連合協定停止を求める欧州市民イニシアチブ(ECI)も、参加者が100万人を超えた。欧州委員会は、立法提案などの措置を講じるか、講じない場合はその理由を公式に説明しなければならない。

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