
オランダ海軍の艦艇が27日、領有権を巡る対立が続く南シナ海の西沙諸島海域で航行活動を実施したことを受け、中国軍が強く反発し、警戒・対応措置を取ったと明らかにした。
中国軍で南シナ海を管轄する南部戦区は同日、報道官の声明を発表し「オランダ海軍のフリゲート艦デ・ロイテルが西沙諸島海域に不法侵入し、艦載ヘリコプターを複数回発進させて中国の領空を侵犯した」と主張した。
南部戦区はまた「海空軍部隊を投入し、法令に基づいて無線警告や警告的な電子妨害など必要な措置を講じ、当該艦を海域外へ退去させた」と伝えた。
さらに「オランダ側の行動は中国の領土主権と海空の安全を著しく侵害し、国際法および国際関係の基本原則に違反するものだ」とし「南シナ海の平和と安定を損ない、偶発的な衝突を招く危険性を高めた」と非難した。
そして「中国はこれに断固反対し、オランダ側に対して直ちに挑発行為を停止するよう警告する」と強調した。「戦区部隊は高度な警戒態勢を維持し、国家主権と安全、地域の平和と安定を断固として守る」としている。
西沙諸島は中国、ベトナム、台湾がそれぞれ領有権を主張している海域だ。
オランダ国防省は今年2月、フリゲート艦デ・ロイテルが4月中旬から約5カ月間にわたり、インド太平洋地域での巡航任務に就くと発表していた。
デ・ロイテル艦は今月6日、インド南西部ケララ州コーチ港に寄港し、アジア太平洋地域での最初の寄港地とした。翌日にはインド海軍艦艇との共同航行訓練も実施している。
また、同型艦のフリゲート艦トロンプも約2年前に同様のインド太平洋地域での航行任務を実施していた。














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