
米国の第5世代ステルス戦闘機「F-35・ライトニングII」のブレーキシステムに問題が確認され、莫大な追加費用が発生したとの主張が出た。27日(現地時間)、米軍事専門メディアのMilitary Watch Magazineは「F-35戦闘機のブレーキシステムで過熱現象が発生し、これを解決するために米国防総省はロッキード・マーティンと1億ドル(約159億2,900万円)規模の契約を締結した」と伝えた。
報道によると、F-35戦闘機の制動過程で発生する過度な熱が近くのアビオニクス機器の配線やセンサーに広がり、部品を損傷させ、機体を長期間の重整備(大規模な整備・分解点検)に送る問題が確認されたという。この契約はF-35用の新しいブレーキの熱吸収装置(heat sink)1,459個の供給を含み、契約対象は通常離着陸型の「F-35A」、短距離離陸・垂直着陸型の「F-35B」などだ。
F-35戦闘機は最先端の電子機器と密な内部構造のため、熱の管理が特に難しい機体とされる。エンジン、センサー、電子戦の機器、ブレーキ装置などから発生する熱をすべてステルス性能に最適化された狭い機体の内部で制御しなければならない。さらにF-35は重い高出力エンジンを使用するステルス戦闘機であるため、着陸時にブレーキにかかる熱が非常に大きい。特に滑走路が短い環境や高温環境、急ブレーキの状況ではブレーキの温度が急速に上昇する可能性がある。
戦闘機のブレーキ過熱は単に熱くなるレベルを超え、タイヤの爆発や火災の危険を高め、再出撃を遅延させる可能性がある。このような特性のため、F-35は初期設計よりもはるかに多くの熱が発生し、冷却システムの増設問題が継続して提起されてきた。
Military Watch Magazineは「F-35のブレーキ問題は、プログラム全体が長い間抱えてきた維持管理性と信頼性の問題を示す事例だ」とし、「繰り返される熱管理の問題は、ブレーキのような比較的単純な下位システムでさえ、高度に複雑なステルス戦闘機の設計の中では大きな作戦上の問題に発展し得ることを示している」と指摘した。続けて「F-35戦闘機は冷却能力不足の問題に加え、エンジンの低稼働率と過度な整備要求のため、他の戦闘機に比べて高い水準で地上に留まっている」と付け加えた。
F-35は慢性的な冷却能力問題があるにもかかわらず、世界最強のステルス性能とセンサーを誇る戦闘機とされる。この戦闘機はレーダー反射断面積(RCS)が小さく、内部武装倉の使用により探知可能性を減少させる。また、機体がレーダーや赤外線の探知、電子戦機器などの情報を自動的に統合し、操縦士に表示することで敵の位置やミサイル脅威、味方の情報などを一画面で見ることができる。さらに精密誘導爆弾やステルス侵入の攻撃、防空網の制圧などが可能で、イスラエルと米国が実戦で頻繁に配備している。
実際、2月28日に米国とイスラエルの対イラン軍事作戦開始時、イスラエル空軍はF-35戦闘機を使用してイランの首都テヘラン上空でイラン空軍の訓練・軽攻撃機「Yak-130」を撃墜した。これはF-35が初めて有人機を空対空で撃墜した事例として記録された。米国もまたイランの攻撃ドローン(無人機)を撃墜し、軍事施設を攻撃する作戦にF-35を投入した。ただしF-35戦闘機は熱管理問題に加え、稼働率が低く維持費が高いという点が弱点として挙げられる。この戦闘機の1機あたりの価格は1億ドル以上とされている。
















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