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「AIは自由すぎたのか」グロック世界的排除の危機でマスク、Xアルゴリズム全面公開

望月博樹 アクセス  

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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マスク氏、Xの新アルゴリズム公開を表明、生成AI「Grok」の性的画像問題を巡り透明性を強調

米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク氏は、自身が所有するSNSプラットフォーム「X」の新たなアルゴリズムを外部に全面公開すると発表した。

マスク氏が設立した人工知能(AI)企業「xAI」のチャットボット「Grok」が、世界各国で排除の動きに直面していることを受けた措置とみられる。

アルゴリズム公開の背景と詳細

マスク氏は1月10日(現地時間)、自身のXアカウントを通じて、投稿や広告の推薦方法を含むXの新アルゴリズムを7日以内にオープンソースとして公開することを明らかにした。さらに、4週間ごとに変更点を更新し、内容を詳細に解説する開発者向けノートも提供すると付け加えた。

引用:X@elonmusk
引用:X@elonmusk

Grokをめぐる論争と透明性の確保

今回の措置は、Grokによる性的画像の生成をめぐる論争が世界的に激化する中、透明性を強調する姿勢を打ち出し、批判を沈静化させる狙いがあると受け止められている。GrokはXと連動しており、利用者がテキストや画像を入力すると、その生成結果を直接X上へ投稿できる仕組みとなっている。

問題視されている点は、Grokが一部利用者の指示に従い、未成年者を含む実在の人物を性的な画像に変換していた点である。利用者が衣服の着脱などに関する不適切な指示を入力すると、Grokがそれに応じた画像を生成し、不特定多数が閲覧可能なX上に公開されていた経緯がある。

グローバル市場での排除危機と規制の動き

Grokは、実在の人物を性的に変形する行為に対する制限が、他のAIモデルと比較して緩いとの指摘を受けてきた。Xの買収後、マスク氏は表現の自由を重視する運営方針を前面に打ち出してきたが、今回の論争により、自由なAIを掲げる同氏の戦略は強い逆風にさらされている。

こうした中、インドネシアは世界で初めてGrokへのアクセスを遮断した。インドネシア通信・デジタル省は1月10日(現地時間)に声明を発表し、AIが生成したわいせつなコンテンツは、人権と尊厳、そしてデジタル空間における市民の安全を深刻に侵害すると指摘した。

米国政権に近い政治界からも、Grokの排除を求める声が上がっている。民主党のロン・ワイデン上院議員ら3名は1月9日(現地時間)、米アップルおよび米グーグルのCEO宛てに書簡を送り、GrokおよびXのアプリをアプリストアから直ちに削除すべきだと求めた。

批判の高まりを受け、Grok側は1月9日(現地時間)に画像生成および編集機能を有料化する方針を明らかにした。これまで一部無料で提供していた機能を、月額8ドル(約1,240円)のプレミアム会員限定とする。しかし、この措置についても、各国からは根本的な解決策にはならないとの指摘が相次いでいる。

引用:X
引用:X

今後の展望と国際的な責任論争

AIによる生成コンテンツをめぐる責任論争は、今後も容易には収束しない見通しだ。インドを皮切りに、英国やフランスなどの規制当局がGrokに関する調査に着手したと相次いで発表している。米国や欧州では、同意のない性的画像やディープフェイクの拡散を防ぐため、プラットフォーム側の責任を強化する立法の議論が本格化している。

一方、マスク氏は各国規制当局からの圧力に強く反発している。ディープフェイク規制に積極的な英国政府に対し、X上でその姿勢を厳しく批判する投稿を行ったほか、AIで生成したキア・スターマー英首相の合成画像を共有するなど、強硬な姿勢を崩していない。

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