引用:SNS
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母親の腕の中は、いつも一番目の猫「チーズ」の特等席だった。柔らかな毛並みを撫でられ、温もりに包まれるその時間は、チーズにとって何より幸せなひとときだった。

ところが最近、その居心地の良い場所に「招かれざる客」が現れた。灰色の毛並みを持つ幼い弟猫「モンジ」である。

母の腕に抱かれたモンジは、この上なく幸せそうな表情を浮かべ、初めて感じる温もりに今にも眠りに落ちそうだった。

その様子を遠くから見つめていたチーズの瞳には、嫉妬の炎が宿っていた。「俺の場所を奪うつもり?あそこは俺だけのものだよ!」ついに我慢の限界に達したチーズは、一気に駆け寄ると、ためらうことなく猫パンチを繰り出した。

引用:SNS
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しかも狙いは顔面だった。「母の腕は俺のものだ!」と言わんばかりのチーズの表情は獰猛そのもので、まるでボクシングチャンピオンのようだった。

不意打ちを受けたモンジは反撃できず、大きな瞳に涙をためて今にも泣き出しそうな表情を浮かべた。頬は兄の鋭い爪で赤く腫れ上がり、それでもモンジは悲しげに涙をこらえていた。

母の腕の中で無条件の愛を求めるモンジと、その居場所を奪われまいと必死になるチーズ。兄の乱暴な一撃に反撃できず、泣きそうに耐える弟の姿は、見る者の胸を締めつけた。

今回の出来事はモンジにとって厳しい試練となったが、チーズの嫉妬心はなお鋭く、これが始まりにすぎないかのように光っていた。

織田昌大
織田昌大

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