
ハリウッド俳優ブラッド・ピットを名乗る詐欺師に騙され、巨額の送金をしたフランス人女性が、銀行を相手に訴訟を起こす意向を示した。
フランスBFMTVの報道によると、フランス海外県レユニオン在住の50代女性Aさんは、銀行が不審な送金取引を放置した責任があるとして、損害賠償を請求する方針だ。
Aさんは、銀行側が「ウィリアム・ブラッドリー・ピット(ブラッド・ピットの本名)の手術」や「腎臓移植」といった、明らかに不自然な送金メモを確認せず承認したことは過失であると主張している。女性は「銀行は責任を取るべきだ。システムに欠陥があり、同じことが再び起こらないようにすべきだ」と訴えている。
Aさんは2023年、Instagramで自身をブラッド・ピットだと名乗る人物と連絡を始めた。一度も会ったことのない偽ブラッド・ピットの言葉に騙され、夫と離婚するまでに至った。この詐欺師は、Aさんが離婚で受け取った高額の慰謝料を知り、治療費などの名目で金銭を要求。Aさんは数か月にわたり、83万ユーロ(約1億4,940万円)を送金した。
Aさんは2024年夏、実際のブラッド・ピットが恋人と一緒にいる写真を目にして初めて詐欺被害に遭っていたことに気付き、詐欺師を相手に告訴した。
2023年12月には、スイス人女性もブラッド・ピットを名乗る詐欺師に騙され、9万ポンド(約1,660万円)を送金していたことが判明した。当時、女性はブラッド・ピットに会うためアメリカ・ロサンゼルスまで渡航し、ホテルで3週間一人で待ち続けたという。

韓国でも有名俳優の写真や身分証を無断で使ったロマンス詐欺の事例がある。
2025年4月、犯罪グループは韓国・慶尚南道密陽市(キョンサンナムド ミリャン市)在住の女性にカカオトークで俳優イ・ジョンジェの写真と偽造運転免許証を送付した。女性の信頼を得たうえで、ファンミーティングVIPカード発行費などを名目に、6か月間で合計5億ウォン(約5,350万円)を騙し取ったことが明らかになった。













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