
『容疑者Xの献身』、『白夜行』,『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など数多くの作品で日本の推理文学界を牽引してきた作家東野圭吾が、23日に大腸癌で亡くなった。68歳だった。
27日の朝日新聞などによると、彼は数年間の闘病生活を最後まで公表せず、静かに生涯を終えた。
1958年大阪で生まれた東野は、大阪府立大学で電気工学を専攻した後、製造業のエンジニアとして働きながら創作活動を始めた。1985年に『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。その後『秘密』、『白夜行』などを次々と発表し、1990年代以降日本の推理小説ブームを牽引する代表作家としての地位を確立した。
2006年に『容疑者Xの献身』で直木三十五賞を受賞。物理学者湯川学が登場する「ガリレオ」シリーズなどは映画やドラマとして制作され、大きな人気を博した。
東野は緻密な反転と人間心理を深く掘り下げる作品世界で日本を代表するベストセラー作家と評価されている。中国や韓国などアジア各国でも幅広い読者層を確保した。2023年には日本国内での累計発行部数が1億部を突破した。
朝日新聞は東野を「人間心理の微妙な糸をミステリーという枠の中で独創的に描いた当代最高の語り手」と追悼した。生前、東野は「ミステリーから抜け出したいとは思わない。しかし、私が書きたいのは人間だ。人間の欲望と本性からドラマが生まれる」と語っていた。
彼の遺作となるガリレオシリーズの最新作『永遠の記憶』は、8月5日に出版される予定だ。
















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