欧州全体でも中国車の販売が増加

中国の電気自動車(EV)メーカーが英国市場で急速に存在感を高めている。英国でEVへの転換が本格化する中、BYDをはじめとする中国の電気自動車ブランドの販売が大幅に伸び、市場シェアを拡大している。
英自動車工業会(SMMT)が14日(現地時間)に発表したデータによると、今年上半期の英国における奇瑞汽車、BYD、吉利汽車など中国自動車ブランドの販売台数は18万3,000台となり、前年同期比110.1%増加したという。新車市場全体に占めるシェアも16.1%と前年から7.7ポイント上昇した。
中国乗用車市場情報連席会(CPCA)の崔東樹事務局長は「中国自動車ブランドの英国や欧州市場での躍進は一時的な現象ではなく、EV中心へと再編が進む市場構造の変化によるものだ」と指摘し「バッテリーEVやプラグインハイブリッド車で競争力を持つ中国メーカーが優位な立場にある」と分析した。
英国で知名度の高い中国自動車ブランドはMG、BYD、JAECOO(ジェイクー)だという。SMMTによると、今年上半期のブランド別販売台数はMGが4万8,741台(前年同期比14.4%増)、BYDが3万7,795台(前年同期比94.9%増)、ジェイクーが3万4,067台(305.6%増)だったとのことだ。リープモーターは6,770台(1,149%増)、小鵬汽車(XPENG)は767台(365%増)を販売した。
BYD英国法人の関係者は「一部の消費者は英国のマクラーレンやイタリアのフェラーリの購入をキャンセルし、BYDのプレミアムブランドDENZAのスポーツモデル『Denza Z』を選択している」と説明し「Denza Zは発売初日にセルビアだけで約20台の受注があり、その後も欧州や中東など海外市場で注文が相次いでいる」と述べた。
中国車の販売拡大は欧州全体でも続いている。欧州自動車工業会(ACEA)によると、今年5月時点の欧州(EU加盟27カ国、英国、欧州自由貿易連合〈EFTA〉加盟国)における中国自動車ブランド車の販売台数は13万8,410台となり、前年同月比64.6%増加したという。
英国政府は昨年7月に6億5,000万ポンド(約1,425億5,600万円)規模のEV購入補助制度を導入し、同年12月にはさらに13億ポンド(約2,851億3,900万円)を追加投入した。さらに、充電インフラ整備に2億ポンド(約438億6,700万円)を投資し、2030年までにEV普及率80%の達成を目指している。















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