
アントニオ・グテーレス国連事務総長が強大国が独断で国際問題を解決できる時代ではないと強調した。ドナルド・トランプ大統領の「ドンロー・ドクトリン(トランプ版モンロー主義)」を狙った発言と解釈される。
「ニューシス」の報道によると、グテーレス事務総長は29日(現地時間)ニューヨークの国連本部で記者会見し、任期最後の年の優先課題を説明する中で「我々の構造と制度は新しい時代と現実の複雑性と機会を反映しなければならない」と述べた。
グテーレス事務総長は「国際問題は一つの強大国が独断的に決定したからといって解決されるものではない」とし「二つの強大国が世界を競い合う影響圏に分断しても解決にはならない」と批判した。
続けて「包摂的なパートナーシップを通じてバランスを生み出す多極的な世界を目指さなければならない」とし「多極化がバランスと繁栄、平和を創出するためには共有された責任と価値に基づく強力な多国間機関が必要だ」と強調した。
そして「国連憲章に込められた価値は持続的な平和と永遠の正義のための必須不可欠な要素」とし「あらゆる障害にもかかわらず国連は共同の価値を実現するために行動している」と強調した。
最近、トランプ大統領がベネズエラを含む中南米政策で強硬姿勢を強める中、「ドンロー・ドクトリン」を強化し、西半球で米国の影響力を確固たるものにしている。
ガザ地区の停戦履行監督を目的に推進した「平和委員会」を世界の紛争にまで介入する機関にしようという構想もある。
グテーレス事務総長は12月31日、10年の任期を終え、退任する。任期最後の年である今年の優先課題として平和、正義、持続可能な発展を提示した。
グテーレス事務総長は作用と反作用の法則に言及し「混乱した時代に具体的で前向きな反応を引き出す行動を選ぶことに決心した」と述べた。
続けて「不処罰が紛争を助長している。対立の激化を煽り、強力な妨害勢力が四方八方から介入するようにしている」とし「人道的支援が急激に減少し絶望、移住、死という連鎖反応を引き起こしている」と懸念を示した。
また「気候変動はニュートンの法則を文字通り破壊的に示す事例」とし「地球を加熱する行動が暴風、山火事、ハリケーン、干ばつ、海面上昇を引き起こしている」と指摘した。
世界が政府から民間技術企業に権力が移動しているとし「行動や選挙、市場、さらには紛争にまで影響を及ぼす技術が、安全装置なしに機能する時、その結果は革新ではなく不安定性だ」と警告した。
















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