
トルコのアンタルヤ発、イギリスのマンチェスター行きである英格安航空会社「ジェットツー」の旅客機が、機内で発生した乗客同士の乱闘によりベルギーのブリュッセルへ緊急着陸する事態となった。
「ザ・サン」などの報道によると、事案は12日(現地時間)、同機が高度約3万フィート(約9,100メートル)を飛行中に発生した。航空機は離陸から約3時間後、航路を変更してブリュッセルに着陸した。
目撃者の証言では、騒動は一部の乗客による人種差別的な発言が発端だったとされる。酒に酔っていたとみられる男性客が、近くに座っていたパキスタン系の乗客に対して差別的な発言を繰り返し、これに周囲の乗客が反発したことで口論に発展した。やがて言い争いは殴り合いへと拡大し、複数の乗客が入り乱れる混乱状態となった。
当時の様子を捉えた映像には、客室内で怒号や悲鳴が飛び交う中、客室乗務員が座席の上に立って仲裁を試みる姿が映っていた。乱闘の過程で座席に血痕が残り、他の乗客が不安を感じる状況が続いたという。
ブリュッセル到着後、現地警察は乱闘に関与した男性2人を逮捕した。「ジェットツー」は当該乗客に対し生涯搭乗禁止処分を下すとともに、今回の事案で発生した費用について責任を追及する方針である。
今回の事案は、機内の安全確保や飲酒に伴うトラブルへの対応の在り方について改めて課題を示すものとみられる。航空会社および関係当局は、手続きに基づき必要な対応を講じる方針だ。













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