
中国の中央銀行である中国人民銀行が、3月までの17か月間にわたり金の保有量を断続的に積み増していることが明らかになった。
7日(現地時間)、中国の官営メディア「環球時報」は、3月末時点の中国の金保有量は7,438万オンスとなり、前月末(7,422万オンス)と比較して約16万オンス増加したと報じた。専門家らは、複雑化する国際情勢の中で外貨準備資産のポートフォリオを最適化し、国家的なカントリーリスクに備えるための戦略的選択であると分析している。
前海オープンソース基金(First Seafront Fund)のチーフエコノミスト、楊徳龍氏は、「金は凍結リスクがなく、特定の通貨システムの影響圏外にある代表的な非伝統的信用資産だ」と指摘。「地政学的・金融的な不確実性が高まる時期において、戦略的なアンカー(重石)としての役割を果たす」と説明した。中東情勢の緊迫化や継続する世界的な貿易摩擦を背景に、安全資産としての金の価値が一段と高まっているとの見方だ。
一方、中国国家外貨管理局(SAFE)の発表によると、3月末時点の中国の外貨準備高は3兆3,421億ドル(約510兆円)で、前月比で856億8,400万ドル(約13兆円・約2.50%)減少した。これについてSAFEは、ドル高の進行により保有する金融資産のドル換算評価額が下落したことが主な要因だと説明している。主要経済国の金融政策やマクロ経済指標の影響でドル指数が上昇し、グローバルな資産価格が変動したことで、為替換算および資産価格の変化が反映された形だ。
こうした状況下でSAFEは、「中国経済は全体として安定的に推移しており、質的な発展を遂げている」と強調。「外貨準備高が安定を維持するための強固な下支えとなっている」との見解を示した。















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