前四半期比で設置量38%減…市場競争激化のなか関税負担も拡大
テスラがこれまで高成長を続けていたエネルギー貯蔵装置(ESS)事業で低調な業績となったことについて、市場競争が激化する中、事業の核心である中国産バッテリーの競争力が低下した結果だとの分析が出ている。
太陽光・ESS専門メディアのPV magazineは、テスラが第4四半期にエネルギー生産および貯蔵部門で低調な業績となったことについて最近このような分析を発表した。
第4四半期のテスラのエネルギー生産および貯蔵部門の売上高は前年同期比で12%減の24億1,000万ドル(約3,842億400万円)を記録した。四半期ESS設置容量も8.8GWhを記録し、前年同期の10.4GWh、過去最高を記録した前四半期の14.2GWhよりも減少した。

22日に行われた第4四半期のテスラ業績発表カンファレンスコールで、テスラの最高財務責任者(CFO)ヴァイバヴ・タネジャ氏は「エネルギー貯蔵事業は顧客の構築スケジュールに応じて変動性が非常に大きい」と述べ、「今年の年間ESS設置量は前年の46.7GWhに比べて増加するだろう」と予想した。
PV magazineはしかし、競合他社の成長がより鮮明になっている点に注目した。ジンコソーラーのESS事業部ジンコESSの場合、今年の出荷量が前年の5.2GWhに比べて2倍以上に増加すると明らかにした。Sungrow Japanも今年のESS事業の売上が前年に比べて49.4%成長すると予想した。
タネジャCFOは「市場競争の激化と関税の影響でエネルギー価格の下落が続くと予想される」と述べ、「エネルギー生産および貯蔵事業部門ではバッテリーセルのほとんどが中国から調達されており、関税が大きな影響を与える可能性がある」と説明した。
中国産バッテリーはアメリカで約43%の関税が課される。主要競合である韓国企業の場合、バッテリー原価がより高いが、現地生産で関税リスクを軽減し、税額控除を受けて市場競争力を確保しようとしている。
タネジャCFOはただし、受注残高自体は堅調で、既存の需要量に加えて予想される需要分を基に生産量の増加を図っていると付け加えた。
テスラは今年末にアメリカテキサス州ヒューストンに所在する新しいメガファクトリーで次世代ESS製品「Megapack 3」の生産を開始する予定だ。Megapack 3にはLGエナジーソリューションのミシガン州ランシング工場で生産された角型リン酸鉄リチウム(LFP)ESSバッテリーが採用されると見られている。













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