
米テキサス州の共和党上院議員予備選で、ドナルド・トランプ米大統領の支持を受けたケン・パクストン州司法長官が、現職のジョン・コーニン上院議員を下したと、米政治専門メディアのポリティコが26日(現地時間)に報じた。
開票率95%の時点で、パクストン氏は88万743票(得票率63.9%)を得て、50万2118票(36.1%)のコーニン氏に大差をつけた。
パクストン氏は、選挙終盤に表明されたトランプ大統領の支持を追い風に勝利した。4期目を目指していた現職のコーニン氏を破ったことで、トランプ氏を支持する「MAGA」勢力にとって大きな勝利と受け止められている。
コーニン氏は敗北が確実となった後、11月の本選挙で共和党候補を支持する意向を示した。
支持者に対しては、「上院議員としての大半の時間を、テキサス州と連邦上院における共和党の強化に費やしてきた。これまでも常に共和党候補を支持してきたし、今回の本選挙でも同様だ」と述べた。さらに、「今回の予備選期間中、一貫してテキサスの有権者を信頼すると訴えてきた。有権者が判断を下した以上、その決定を尊重する」と付け加えた。
パクストン氏の勝利により、トランプ大統領の党内での影響力が証明された形だ。
これに先立ち、トランプ大統領は19日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「彼は私と偉大なMAGA運動に極めて忠実な人物だ」と投稿し、パクストン氏への支持を表明していた。

パクストン氏は、2015年に証券詐欺の罪で起訴されたことがある。さらに、2023年には収賄や職権乱用などの疑惑をめぐり、テキサス州下院で弾劾訴追案が可決された。ただ、いずれの件でも有罪判決を受けたり、失職したりはしていない。
パクストン氏は、予備選序盤ではコーニン氏にわずかにリードを許していたものの、終盤に巻き返した。州司法長官在任中にMAGA支持層の取り込みに注力してきたことが奏功したほか、選挙終盤でのトランプ大統領の支持表明が勝利を決定づけたとみられている。
しかし、共和党内の主流勢力や有力支援者らは、パクストン氏が本選挙で民主党のジェームズ・タラリコ候補との対決で不利になる可能性があると警戒感を示してきた。現在の世論調査では、タラリコ氏がパクストン氏をわずかにリードしている。
タラリコ氏は36歳の若手州下院議員で、基本的には進歩派寄りの政治姿勢を取っている。一方で、キリスト教信仰を前面に打ち出す姿勢が、テキサス州の保守系有権者の間でも一定の支持を集めている。
テキサス州は伝統的に共和党の地盤とされており、1994年以降、上院議員選挙や州知事選挙で民主党候補が勝利した例はない。















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