「狙われると知りながら部隊を配置した」米兵6人死亡、指揮部への“内部告発”

3月1日、クウェートのシュアイバ港の米軍指揮センターがイランのドローン攻撃を受け、米陸軍のノア・L・ティトジェンス中尉を含む米軍6名が死亡した。
この惨事を巡り、米軍指揮部の判断と対応を批判する内部証言が出た。生存者らは指揮官らが事前警告を無視し防空が脆弱な港に部隊を配置し、攻撃直後の救助にも積極的に動かなかったと主張した。
12日(現地時間)ワシントン・ポスト(WP)によると、3月1日にイランのシャヘド自爆ドローン1機が、シュアイバ港の米陸軍作戦センターを直撃した。この攻撃で第103遠征支援司令部所属の兵士6名が死亡し、30名以上が負傷した。
攻撃当時建物内にいた米陸軍のクリント・バーンズ准将は、爆発直後に防弾チョッキとヘルメットを持って近くのバンカーに移動した。ある生存者はバーンズ准将が自分に建物から出るよう指示し、バンカーに到着後再び現場に戻ろうとする自分を引き止めたと証言した。
他の兵士らは炎と煙の中に入り負傷者を引きずり出した。生存者らはバーンズ准将と米陸軍上官のジョン・ヒンソン少将が、現場の救助や人員集結の過程で姿を見せなかったと主張した。米陸軍は二人の将軍が避難と人員把握を手伝ったと反論し、ヒンソン少将は外傷性脳損傷と手の負傷を負ったと述べた。
「イランの標的」警告にもかかわらず防空脆弱な港に部隊配置

部隊は戦争前からシュアイバ港の脆弱性を把握していた。現場点検チームは基地の警報放送システムが正常に作動せず、シャヘド系自爆ドローンを迎撃する装備も不足していると評価した。
一部の兵士は、部隊内部の評価がシュアイバ港に部隊を配置しないよう勧告したと明かした。バーンズ准将とヒンソン少将も昨年12月に、基地の脆弱点とイランの予想標的リストにシュアイバ港が含まれているという、機密ブリーフィングを受けたと伝えられた。
部隊はトラック搭載型対ドローンシステムであるEAGLSの配備を要請したが、資産不足を理由に認められなかった。また、攻撃の数日前には偵察用と疑われる小型ドローンが基地上空に何度も現れたという証言もあった。
それでも指揮部は部隊を港に移動させた。米陸軍中央司令部はシュアイバ港を作戦計画に従って選択し、迎撃システムとバンカーを含む多層防御網を備えていたと説明した。
攻撃当日の午前4時30分頃、空襲警報が鳴ると兵士らはバンカーに避難した。そして、4時間以上にわたり退避が続いたが、一部の指揮部は業務を再開すべきだと警報解除を急いだと伝えられている。
午前9時頃、解除信号が出され兵士らは作戦センターに戻った。約30分後、シャヘドドローン1機が建物の中央にほぼ垂直に突入した。爆発は兵士らを壁に叩きつけ、金属とガラスの破片が室内を襲った。
生存者「責任追及のない調査になるのでは」と懸念

生存した兵士らは、攻撃後の医療支援過程でも混乱があったと主張した。負傷者らは部隊の車両でクウェート市内の病院に移動し、重傷者の一部だけが数日後にドイツに搬送された。
遅れてドイツのランツシュトゥール地域医療センターに到着した兵士らは医療搬送対象者として登録されず、入院できなかったという。米陸軍はすべての負傷者が身体・精神健康と外傷性脳損傷の治療を継続的に受けていると述べた。
さらに、兵士らは内部調査にも不信感を示した。事件直後、ヒンソン少将が自身の指揮系統に属する将校に予備調査を任せたためだ。その後、米陸軍中央司令部がより高い階級の外部将校に調査を引き継いだ。
調査結果は先週遺族に伝えられたが、現在まで公開されていない。調査内容を知る米政府関係者は、報告書が懲戒や責任の所在を扱っていなかったとWPに伝えた。
米陸軍は、情報警告と防空能力を扱った別の機密調査も終えた。しかし、この内容は公開されない可能性が高い。生存者らは指揮の失敗を明らかにしなければ、同じ惨事が他の部隊で繰り返される可能性があると警告した。
















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