イラン戦争を終わらせる「最後の切り札」、ハールク島地上軍占領という賭け
バンカーバスターで推定核施設を攻撃
地上軍投入は中間選挙に悪影響
ピックアックス山核施設への攻撃効果は不透明
ホワイトハウス「トランプ大統領、外交的解決を望む」

ドナルド・トランプ米大統領がイラン戦争を終結させる最後の切り札として地上軍投入作戦の報告を受けたとの報道が出た。米軍も甚大な人命被害を被る可能性がある「地上軍カード」を選択する可能性については見方が分かれるが、トランプ大統領としては5ヶ月続く戦争を終わらせたいという焦りが大きいとの分析が出ている。
15日(現地時間)ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などは、米中央軍(CENTCOM)司令官と米統合参謀本部議長は最近ホワイトハウスの状況室で開かれた会議でトランプ大統領に「大規模な対イラン作戦計画」を45分間ブリーフィングした。この報告は米軍の空爆範囲がホルムズ海峡近辺を越えイラン北西部と中西部内陸基地まで全方位に拡大される中で行われた。
軍首脳部が提示したシナリオは二つに分かれる。イランの最大原油輸出拠点であるハールク島に地上軍が奇襲上陸して占領する案と、核開発が進行中と推測される中部ナタンズ近郊にある、いわゆる「ピックアックス山」核施設をバンカーバスターで集中攻撃する案だ。
この中で最も有力視されている案が、ハールク島の占領作戦だ。国防総省は、このために第82空挺師団の迅速対応部隊を含む追加地上軍1万人の派兵準備を終え、大統領の最終承認を待っているとされる。この計画が実行されれば、イラン周辺に展開される米地上軍は1万7,000人を超える規模になる。
しかし地上軍投入で死傷者が出れば世論が悪化し11月の中間選挙にも悪影響を及ぼす可能性があるため、トランプ大統領はこれまで主に交渉カードとして活用してきた。ホワイトハウス関係者はWSJに「トランプ大統領は次の段階に対する最終決定を下しておらず、依然としてイランとの紛争を外交的に解決することを望んでいる」と伝えた。
バンカーバスター攻撃は高濃縮ウラン廃棄などイラン核プログラム関連交渉が全く進展を見せない中で言及されている。しかし昨年攻撃したナタンズ核施設などとは異なり、山脈の奥深くに建設され高度に要塞化されたピックアックス山核施設がバンカーバスターで破壊されるかは不明だ。最近トランプ大統領は「我々はピックアックス山を除去する」とし「イランにできることは何もない」と主張した。
一方、親イラン派のイエメンのフーシ派がソマリアの武装組織アル・シャバーブと手を組み、紅海入口のバブ・エル・マンデブ海峡封鎖を準備中だと英テレグラフが報じた。イランのホルムズ海峡再封鎖と相まってこの計画が現実化すれば、世界の物流・エネルギーの二大動脈が同時に麻痺する前例のない危機に直面することになる。















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