
人工知能(AI)投資名目に600%の高収益を約束し、80代女性から9,500万円に達する金をだまし取った台湾国籍の女性たちが警察に捕まった。彼女たちは観光ビザで日本に短期滞在し、被害者から現金を直接受け取るいわゆる「現金回収役」を務めていたことが明らかになった。
14日、日本経済新聞は、警視庁神田警察署が投資会社の職員を装い、女性から現金をだまし取った詐欺の容疑で台湾国籍の女性2人を逮捕したと発表したと報じた。
警察は、台湾に拠点を置く犯罪組織が現地で彼女たちを勧誘し、日本に入国させたとみている。
逮捕された無職のA容疑者(29)は、昨年8月から10月の間に共犯者たちと共謀し、実在するアメリカの投資会社の職員を装い、東京千代田区に住む80代の女性から現金500万円を詐取した容疑を受けている。
現在、A容疑者は容疑を否認しているという。同じ組織で現金回収役を務めた台湾国籍の別の女性(28)も逮捕され、すでに起訴されている。
捜査当局によると、彼女たちは「日本旅行をしながらできるアルバイトがある」「捕まっても大したことはない」といった組織の甘言に騙され、短期滞在資格で日本に入国した。
日本語を全く話せなかった彼女たちは、被害者と会う際に偽の身分証明書を提示し、スマートフォンの翻訳アプリを使って会話をしながら犯行を続けた。
この台湾の犯罪組織は、有名企業の経営者を装ったディープフェイク映像を動画プラットフォームにアップロードし、被害者を誘い込んだ。その後、ソーシャルメディア(SNS)のグループチャットに彼女たちを招待し、「人工知能(AI)システムを活用すれば昨年の収益を必ず超えられる」「600%の収益率を保証する」と投資を勧めた。
被害者が興味を示すと、アメリカの投資会社の職員を装った人物との1対1のチャットルームに誘導し、現金を直接渡すか、特定の口座に送金するよう要求した。このような手口に騙され、被害女性が失った金額は総額9,500万円に達したという。
その後、相手との連絡が途絶えたため、詐欺被害に遭ったことに気付いた女性が神田警察署に相談を求め、今回の事件の全貌が明らかになった。警察は、この犯罪組織がAI技術を悪用して偽の映像を制作したとみて、背後にいる犯罪組織に対する捜査を拡大している。















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