
ロシア政府系ファンド「ロシア直接投資基金(RDIF)」のキリル・ドミトリエフ総裁は14日(日本時間)、自身のSNS上で「国際原油価格は1バレル=100ドル(約1万5,500円)未満に人為的に抑えられている」との見解を示した。
ドミトリエフ氏は同日、Xにおいて「先物価格が下落する一方で、現物原油は急騰している」とする市場分析プラットフォーム「グローバル・マーケット・インベスター」の投稿を引用。その上で、現在の市場動向を強く批判した。
同氏は、「現物原油価格とスプレッド(価格差)が30〜40ドル(約4,600〜6,200円)以上に広がる状況で、原油価格を心理的節目である1バレル=100ドル(約1万5,500円)未満に維持するため、原油先物を継続的に売り浴びせているのは、強い影響力と明確な動機、十分な資金力を持ついかなる勢力なのか」と投稿した。さらに「これは単にアダム・スミスの説く『市場の見えざる手』なのか」とも述べた。
同氏が共有した分析チャートによると、現物原油の指標であるデート・ブレント価格は1バレル=132.45ドル(約2万500円)に達している一方、北海ブレント原油先物は97.91ドル(約1万5,200円)にとどまっている。現物と先物の価格差は約34ドル(約5,300円)にまで拡大している。
グローバル・マーケット・インベスターは、「先物価格が下落する一方で現物原油価格は急騰している」と指摘。「世界の海上原油価格の指標となるデート・ブレントは、米WTIや北海ブレント先物の下落にもかかわらず上昇して取引を終えた」と解説した。
さらに同プラットフォームは、「デート・ブレントは即時引き渡し可能な現物バレルのコストを反映しており、現在の現物市場の逼迫度を示す重要な指標だ」とした上で、「年初比で2倍以上に上昇しており、エネルギー危機は依然として終息していない」と分析している。














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