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【マッチングアプリが“フードデリバリー化”!?】無料の食事目当てにデートを繰り返す「フーディコール」現象、SNSで爆発的拡散中!

望月博樹 アクセス  

マッチングアプリが「フードデリバリー」アプリに変身?

マッチングアプリが、まるで「フードデリバリー」アプリのように利用されているという現象がSNSで話題となっている。16日(現地時間)、米メディア『ニューヨーク・ポスト』によると、景気後退の影響で経済的に厳しい状況が続く中、真剣な交際よりも「無料の食事」を目的にマッチングアプリを使う「フーディコール(foodie call)」という行動が広がっているという。

引用:Bing Image Creator
引用:Bing Image Creator

サウスカロライナ州に住むグラフィックデザイナーのキャサリン・スラック氏は、『マーケットウォッチ』のインタビューで、自宅にコーヒーがなかったため、マッチングアプリ「Hinge」でマッチした相手と会い、無料でコーヒーを手に入れたと告白した。彼女は「会ってすぐに相手に好意がないと気づいたが、すでに約束していたし、コーヒーが必要だった」と説明している。

TikTok上では、こうした行動がさらにあからさまに共有されている。「Hinge」や「Bumble」などのマッチングアプリを使って、相手に食事を奢ってもらったり、飲み物を手に入れたりする様子を記録した動画が次々と投稿されている。ある女性はレストランに座っている自分の映像に「無料の食事と飲み物のためにデートを続けるとき」という字幕をつけて投稿した。そのコメント欄には「私も2週連続でフーディコールした」などの体験談が相次いで寄せられた。中には、デートに出かけることを「食事の準備」と冗談めかして表現する投稿も見られた。

経済不況が助長する「フーディコール」現象

こうした現象の背景には、経済的な要因が大きく関係しているとみられている。家賃の高騰や物価上昇で外食費が負担になる中、一部の人々がマッチングアプリをその解決手段として利用している。特にニューヨークのように生活費が高く、外食文化が発達した都市ではこの傾向が顕著に見られる。イーストビレッジに住むオリビア・バルシンガー氏は、デートを通じて高級海鮮レストラン「Catch」で5コースのディナーを楽しんだ経験を語り、「すべて他人のお金だった。自腹だったら、数週間は何も食べられなかったと思う」と付け加えた。

引用:Unsplash
引用:Unsplash

実はこの「フーディコール」という行動は新しいものではなく、2019年に「性格および社会心理学会」の学術誌に掲載された研究によると、アメリカ人女性の3人に1人が無料の食事目的でデートに出かけたことがあるという調査結果もある。研究者たちは、このような行動を取る人々がナルシシズム、サイコパシー、マキャベリズムといった、いわゆる「ダークトライアド(Dark Triad)」の性格特性を持つ可能性が高いと指摘している。

専門家は、こうした行為は単に食費を浮かせるというレベルにとどまらず、相手の時間や感情を利用する非倫理的な側面があると警告している。このような動きによって、マッチングアプリの利用者が相手の誠実さを疑う傾向が強まり、オンラインデート文化そのものに悪影響を及ぼす可能性もあるとされている。

経済的不安が続くなかで、この「フーディコール」現象は今後もしばらく続くと見られている。しかし、こうした行為が一時的な利益をもたらすとしても、信頼と誠実さに基づく関係づくりを妨げることになる可能性があるという点を忘れてはならない。

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