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ドイツで極右政党「ドイツのための選択肢」が歴史的勝利、第二次世界大戦以降初の州議会選挙勝利

川田翔平 アクセス  

引用=ロイター聯合ニュース

ドイツで極右政党が第二次世界大戦以降初めて、地方選挙で勝利した。ドイツの既成政党はフランスと同様に、協力し合い極右勢力の台頭を阻止する計画である。昨年7月、フランスでも極右政党が旋風を巻き起こしていた。

ドイツの公共放送であるドイチェ・ヴェレ(DW)によると、1日(現地時間)にドイツ中部チューリンゲン州と東部ザクセン州でそれぞれ州議会選挙が行われた。

同日現地のARD放送が実施した出口調査によると、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」はチューリンゲン州で32.8~33.4%の得票率を記録し、23.8%の得票率が予想される中道右派のドイツキリスト教民主同盟(CDU)を抜いて1位になると予想された。

ザクセン州の出口調査では、CDUが31.5~31.8%の得票率でAfDの30.8~31.4%を辛うじて追い越すという予測が出された。

AfDがチューリンゲン州で勝利すれば、ドイツでナチスが崩壊した第二次世界大戦以降初めて、極右政党が州議会選挙で勝つことになる。2013年設立されたAfDは、2017年の総選挙で得票率3位を記録し、連邦議会に足を踏み入れた。

AfDはチューリンゲン州やザクセン州のように、経済的に遅れた旧東ドイツ地域で大きな人気を得ており、亡命した難民の追放や欧州連合(EU)の国境封鎖といった政策を掲げている。

彼らはドイツの利益が最優先だとし、ドイツに安価な天然ガスを供給していたロシアに友好的である。AfDのチューリンゲン地域党代表であるビョルン・ヘッケ氏は、1日の選挙直後に「歴史的な勝利」と自評した。続けて「我々は政府の責任を担う準備ができている」と強調した。

ヨーロッパのメディアは、AfDの勝利が来年9月の総選挙を控えた与党連立に大きな負担であると分析した。オラフ・ショルツ首相が率いる中道左派のドイツ社会民主党(SPD)は、2021年の総選挙で僅差でCDUを破り第一党となったが、過半数を獲得できず、緑の党と自由民主党の3党で連立政府を樹立した。

今月22日には、来年の総選挙前最後の主要選挙として、ショルツ首相の選挙区(ポツダム)が含まれる、ブランデンブルク州で州議会選挙が行われる。AfDは現在ブランデンブルク州の世論調査でも支持率1位である。

しかし、もしAfDが州議会選挙で勝利を確定させても、単独過半数は難しいとされている。現地メディアはAfDが他の政党と腕を組むことも難しいと見ている。

両大政党であるCDUとSPDは、共にAfDとは協力しないと明言しており、ドイツ連邦憲法擁護庁は、チューリンゲン州とザクセン州のAfD地域党を、右翼過激主義団体として指定している。

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